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ムーディーズが米中堅銀10行を格下げ。米主要銀6行の格下げ可能性も警告。

当記事は下記、米国「ヤフーファイナンス」記事からの引用となります。
https://finance.yahoo.com/news/moodys-downgrades-10-us-banks-032059270.html

今年の春に金融界を騒がせた地方銀行の問題がまだ過去のものではないことを改めて思い知らされた。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、中堅銀行10行の格付けを1段階引き下げた。対象は、
M&Tバンク(MTB)
ウェブスター・バンク(WBS)
ピナクル・ファイナンシャル・パートナーズ(PNFP)
BOKファイナンシャル・コーポレーション(BOKF)
アソシエイテッド・バンコープ(ASB)
オールド・ナショナル・バンコープ(ONB)
アマリロ・ナショナル・バンク
コマース・バンクシェアーズ(CBSH)
プロスペリティ・バンク(PB)
フルトン・ファイナンシャル・コーポレーション(FULT)
の10行。

ムーディーズはまた、
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)
U.S.バンコープ(USB)
ステート・ストリート・コーポレート(STT)
トゥルーイスト・ファイナンシャル・コーポレーション(TFC)
ノーザン・トラスト・コーポレーション(NTRS)
カレン/フロスト・バンカーズ・インク(CFR)
の主要6行についても見通しを「ネガティブ」とし、将来の格下げの可能性を検討することとした。

8月8日にこれらの銀行の株価の多くは1%以上下落して引けた。KBWナスダック・バンク・インデックス(^BKX)とSPDR S&Pリージョナル・バンキングETF(KRE)も同様に1%以上下落した。

ムーディーズは、預金コストの上昇や収益性の低下、新たな自己資本規制や商業用不動産の低迷など、全国の中堅金融機関の経営を難しくしている一連の圧力が今回の決定の原因だとしている。

これらの問題の多くは、連邦準備制度理事会(FRB)が金利引き上げによってインフレを抑制しようとする積極的なキャンペーンが引き金となっている。ムーディーズは、このキャンペーンは「米国の銀行システムの資金調達と経済資本に重大な影響を与え続けている」と述べた。


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