装甲悪鬼村正 第一編 感想<ネタバレ注意>
経緯
つい一昨日まで、かのnitro+が25周年ということでセールをしていた。スマガ、凍京NECRO、装甲悪鬼村正…などといった強面の面々が、揃いもそろって1250円という想像にできない事態が起こっていた。割引される機会が特段に少ない彼らだからこそ、今回の事態は非常に貴重で有意義だ。しかし、低価格で買ったからこそ、ものの、ということも有り得る話ではあるが。
しかし、この会社に関してはそうした心配は無用と言って差し支え無いだろう。まぁ、そう言い切れるのは、個人的な理由からのものであり僭越ながら述べれば体験版の経験に過ぎない。
スマガでは主要ルートのうち1つが、体験版なのに読める。この太っ腹ぷり、近代の例ではぬきたし岬ルート公開もあるように、各会社は見習うべきだろう。こんな話は話半分に聞いて頂いて問題ない。
話題が逸れた。
ともかくこのゲームを買ったのはそうした優れた体験版で感じたことだったりする。
あまりにも、異質なのだ。このゲームは、シナリオは、文は、表されたすべてが。
だが、
フタをされた臭い物なんてものは恒久的に存在しないように、
永遠などという澄み切った存在を否定するように、
人間を惹きつける魅力を孕んだ何かがそこにはあった。
そうして、一人、また一人によってこの物語は口伝されていく。
自分は、観測者の一人に過ぎない。
まだこの話を完読はしていないが、一般的に人生で出会うタチのものではものである、という点でおすすめをしたい。
こうしたものを作れることに、本当に尊敬する。
画像引用 http://www.fmd-muramasa.com/download/wallpaper/
感想 第一編 鮮紅騎
以下、先述しておきたいこととして、
・2年前に体験版をプレイし1,2編を読んだため、展開は覚えている。
ということを念頭に置いて欲しい。
第一編を簡単に述べると、ある仲のいい友人が失踪したため、その友人たちが協力して探すが、途中で様々な人物、事件に遭う・・・といったものである。
印象に残っているシーン
まぁ、ダルマだよな。
前にプレイをしていた際は、読んでいてよく分からなかった。
うん、CG見る限り第一関節から切れてるわけじゃない、でも文を読むと、腕の先がないって書いてるしどういうことだろう?と無知ゆえに諒解を得なかった。
第二関節なんだね。切れてるのは。
認めたくなかった。
読みたくなかった。
それを認識させるテキストとCGが出てくるまで、文章の歩を進める自分の心は、由縁の無い寒さから震えていた。
こんなことあるはず無いんだって心から願った。何に?
裸体となった小夏は、理性的本能から手で女の部分を隠す、はずだった。
でも、そうはならなかったんだ。
俺が数分後に見たそれはやはり、感覚の喪失という無力に打ちひしがれ、暗闇に心を捨てた人間だった。仕方ないよな。
どうして?
どうして?どうして?
どうして?どうして?どうして?
なんで、これを書けるんだ。
偶然にも種を同じくする知的生命体として、心から、奈良原さんを嫉妬した。
俺がNoteに綴る、こんな、人様に読ませられない、理解を得られにくい形の文章を書くたびに、脳が反芻する言葉がある。
「相変わらずね。もったいぶった言い回し。その必要も無いのに婉曲表現を多用する・・・」(美少女ゲーム さよならを教えて 高島瀬美奈のセリフより)
あ~
このままでいいのかな……
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