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雨の中の読書会/東京オフ(御徒町)2024.1.21 レポート

== 雨の中の読書会 ==
東京オフ(御徒町)2024.1.21 レポート
■ 場所:「磯丸水産 上野6丁目1号店」「羊香味坊」
■ 日程:2024年1月21日(日)11時~
■ 参加者:3名(男性2、女性1)
〇むらて 〇kuu 〇今村洋一
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◤本の紹介◢

◆<1人目>◆

1.
むらて
2.
『戦争の法』佐藤亜紀 伽鹿舎QUINOAZ
「1975年N県独立宣言!ソ連軍進軍!」と云う架空戦線での、ゲリラに身を投じた少年の回顧録の形をとる青春譚。著者の後の『ミノタウルス』『スウィングしなけりゃ意味がない』に通じる、時代を超えた三部作と思いました。特にこの文庫には著者による『解題』があり、題名の意味するところも語られているので必読です。わたしはそこまでは読み解けませんでした…
3.
『天気が良ければ訪ねて行きます』イ・ドウ
御徒町でのハシゴ酒、よく行っているつもりでも知らない通りとお店で楽しめました。特に味坊はメニューコンプリートしたいです。
温泉オフも参加したいと思います。

◆<2人目>◆

1.
kuu
番外参加させていただきました。
2.
『天気が良ければ訪ねていきます』
イ・ドウ(著) 清水博之(訳) アチーブメント出版
何も起こらないことのすばらしさ。人との距離感がとてもよい。時には、温度差に冷気を感じることもあるが、それもよいと感じさせてくれる。なによりも主人公が経営する古書店が経営がしっかりしていて、センスがあって、暖かい。ちなみにタイトルは、韓国の社交辞令、よって、会いに行く確率は低いのだとか。ドラマ化もされていて配信で視聴も可。でも、原作の方が奥行きがあって俄然良いと思う。
3.
今回は、ガイラでの会に出席できずにとても残念でしたが、翌日今村さんと昼のみできて、ミニ・ブックトークもして楽しかったです。

◆<3人目>◆

1.
今村洋一
2.
『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子 講談社文庫
昨年は川上未映子作品を何冊か読んでいた。その中で、一番良かったのがこの本。
川上未映子を初めて読みたいけど何かいいか?という質問にも、この本をお薦めしたい。
ちなみに主人公は校正の仕事をしています。
3.
御徒町でのはしご酒、楽しかったです。昼飲みというのも、良いですよね。
やっぱり東京はいいです(笑)。
新幹線の出発前の時間に、こうしたミニ読書会は今後もやりたいですね。

◤気軽なはしご酒◢


◆ 磯丸水産初体験

上野駅での待ち合わせのあと、「磯丸水産」に入った。
以前からこの店で飲みたいと思っていたが、初めてとなった。
インバウンドの世の中、周りの多くは海外からの旅行者だった。
自分で焼いて食べるというスタイルが良い。同じ焼き台は、自宅にもある。
待ち合わせにも良いお店だった。

「磯丸水産 上野6丁目1号店」
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13120832/

◆ 中華料理は深い

個人的に中華料理は好きである。
しかし、ひとりではなかなか入りにくい。
カウンターがあるわけではなく、ほとんどがテーブル席。
しかも、僕は中国語を話すことができない……。

そんな中、「羊香味坊」に行ってみないか、という話があった。味坊集団のお店である。
美味しい料理に、美味しいお酒。最高の時間だった。
特にこのお店の料理は、羊が中心となっている。普段あまり食べないような味がここにはあった。

こうした、“はしご酒読書会”というのは昔からやりたいと思っていた。入った店、食べ物によっても、話題は変わるだろう。特に、普段食べないような食べ物というのが大事だろう。
そうかそうか、こういうのを“羊をめぐる冒険”というのかな。

「羊香味坊」
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13200566/

◆ 読書会の様々なカタチ

参加人数によって、読書会のカタチのようなものは変わります。
人数が10人などであれば、居酒屋に予約してという準備が必要です。
しかし、2~3人であれば、はしご酒も可能です。ただの酒飲みが「じゃあ本の紹介もやって読書会という名前にしようか」ということもあります。
声を掛けても誰も参加者のいないこともあります。その時は、「1人読書会」となります。いつか、1人読書会のレポートをすることもあるかもしれないです。

この御徒町オフは、僕の新幹線に乗る時間の、数時間前からの開始となりました。
昼からビールを飲むのは良いものです。

久しぶりの東京訪問だったわけですが、十分に満足のはしご酒読書会でした。

◤本と酒の風景◢(PHOTO)


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