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『急に具合が悪くなる』何かにすがりたい気持ちになったとき、どーする?

会社の人には、恥ずかしくて言えないことが…。

ここ最近、2回ほどタクシーで帰ったんですよ。
バリバリ働き、深夜になったわけではないです。
わたくし、窓際族ですから。
たまにしか出社していない上、窓際でぼーっととしているだけなのに、帰宅途中に急に具合が悪くなり…。

「たいして働いてもないのに、なんで?」
自分でも、ワケが分かりません。

もちろん、年齢のせいもあるでしょう。

ただ、ホント急に具合が悪くなったんです。
だから、書店で『急に具合が悪くなる』という本を見つけたとき、
「あっ!これだ」と思いました。

といっても、この本は、具合が悪くなった時の対処法が書いてあるわけではありませんでした。

「病」について語り合う、哲学者と人類学者の往復書簡でした。

哲学者の宮野さんは乳がんを患っているのですが、あるとき医師から「急に具合が悪くなるかもしれない」と告げられるのです。

詳しくは、本をぜひ。

不調なとき、相談する相手

私たちは、何か不調があると、誰かに相談しますよね。

まずは「家族や友人」。
でも、ガチの病気は治せませんから「医師」に相談します。
そうはいっても、医師でも治せないものはあります。
そんなとき、「民間療法」的なものに頼ることも。

病院に行ったからといって、すべてのトラブルが解消するわけではないのは、誰もが実感していると思います。

だから、本当に苦しんでいるとき、(別に勧めているわけではないですが)民間療法的を試してみたくなる気持ちも理解できます。

ただ、怖さも感じます。

なにかにすがっちゃう、私たち

そんなとき、フォロワーさんから、こちらの本を紹介していただきました。
(ありがとうございました!!)

私が「信じるってどういうことか、よく分からない」とつぶやいたとき、こちらの本を思い出した、と。

「掃除すれば運気が上がる」といった開運ビジネスを立ち上げた人と、それに群がった人達のストーリーです。
よく分からない人を、人がホイホイと信じる、しかも熱狂的に。

「もう自分ではどうにもこうにも解決できない」と深刻になっているとき、何かに(あるいは誰かに)すがりたくなってしまうのが人間というもの。

この本を読んで、「信じる方がバカだ」と一瞬思いがちですが、
誰しも「よく分からないもの」を信じてることはないか…?

ちょっと話はそれますが、この本を読む前後、文化系トークラジオLifeで「ややスピ!?令和的スピリチュアルを考える」という放送がありました。

今の自分の関心事に近い気がして、ついつい全部聞いてしまいました。

超シンプルに感想を言えば、「「信じる」は、奥深い!」

ラッキーナンバー、厄年、ゲン担ぎ、招き猫…

これも、「スピ系」?

「科学的なものしか信じない」と思いがちな私も、結構無意識で信じているものがありそうな気がしてきました。

不安感から「思い込み」が強まる?

話は戻って、タクシーの話に戻ります。

2回も急に具合が悪くなると、「また、具合悪くなったらどうしよう」と不安な気持ちが頭をよぎります。

ちょっと出勤が怖くなります。
パニック障害は、こういう感じかもしれません。

ただ、まだ2回起きただけ。
パニック障害ではない可能性の方が高いと思っています。

でも、自分は医者じゃないですし、本当のところは分かりません。
「もしかしたら」と思いこみが始まり、「電車=不安 ⇒ 会社行けない ⇒ 生活困る」と、思い込みが暴走しはじめ…

まるで、小説のあらすじみたい(笑)

「何かにすがりたくなる気持ち」って、ちょっとした不安感から出てくるのかな、と思いました。

片付けは、スピ系?

今度は、先ほどの本の話に戻ります(整理して書けぃ!)

私は片付け大好き人間ですが、片付けって意外と「スピ系」と相性がいいということも、今回初めて気づきました。

こんまりさんも、「人生がときめく片付けの魔法」という本を出していますが、確かにスピっぽい。

我々は、「片付け ⇒ 人生が片付く(悩みが片付く)⇒ 運気UP!」
みたいなイメージを持ちがちなようです。

片付けているとき、全然そんなつもりなかったのですが、掃除するとスッキリするので、何となく運気アップしたような気分になっているのかも。

これを悪用したのが、お掃除開運ビジネス(小説の話ですが)。

「悩みを片付けるには掃除すればいい、そうすれば運気が上がる」と。

就職が決まらないのも、お掃除すれば、OK!
彼氏とうまくいかないのも、お掃除すれば、OK!

いやいや、その悩み、掃除では解決できませんって。

私が「急に具合が悪くなる」のも、お掃除すれば、OK!

そうじゃないだろう、ね。

おわりに

人類の歴史と宗教は、切っても切り離せないものであるように、何かを信じるのは、人類に普遍的なコトなのではないかと思います。

特に、弱っているときに何かを信じたくなりがち。

私は「急に具合が悪くなる」のが続いて、若干心がざわつきました。「この飴をなめると、大丈夫」とか言われたら、その飴、買いこんじゃうかもしれません。

「ちょっと不安になってるなー」と感じたら、とりあえず書き出してみたら、客観的になれるかもしれません。

というわけで、今回書き出しました(笑)
別に「書き出したら、運気アップ!」するわけではありませんので、ご注意を。

今週も出社しましたが、今回は具合悪くなりませんでした。

人生、いろいろありますが、うまく乗り越えていきたいですね。

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