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【ChatGPT小説】『ダメ社員3人とヌイグルミがラスボスを倒してメタバースを救う冒険』17 逆さま舞踏会

*この物語はフィクションです。
ChatGPTが紡ぎ出した100%妄想AI小説です。もし、同名の登場人物がいたとしてもまったくの偶然です。

ChatGPT小説【The Gifted World】シリーズ0

『ダメ社員3人とヌイグルミがラスボスを倒してメタバースを救う冒険』

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逆さま舞踏会

 轟々と吹き出す炎の中から、ゆっくりと姿を現す一つのシルエット。
 まず最初に目に入るのは、その全身から炎を放つ赤い馬。その馬のたてがみと尾は真っ赤な炎に変わり、風を切る音が耳をつんざく。目は巨大なルビーのように輝き、体全体には赤い鎧が纏われており、その鎧は不気味な紋様で覆われている。そして、その馬に跨っているのは、冷酷で無慈悲な炎の女騎士、ヴォルカリスだ。
 彼女の長く美しい髪も真っ赤な炎と化し、まるで生き物のように揺らめいている。彼女の登場とともに、空気が一気に熱を帯び、炎の赤い光が周囲を染め上げる。瞳は深紅に輝き、その視線だけで周囲の空気を歪ませ、焦げ臭い匂いが鼻をつく。彼女の冷たい目と鋭い視線は、一瞬でその場を支配する。
 ヴォルカリスの馬が一歩を踏み出すたびに、地面から炎が湧き上がり、その音が重厚なリズムを刻む。彼女の手には炎の槍が握られており、その先端もまた燃え盛る火の塊である。彼女の全身から放たれる熱気は、まるで一瞬で周囲を焼き尽くすかのような勢いだ。
 彼女が進むたびに、周囲の風景が赤い光と熱に包まれ、まるで世界が炎の中に飲み込まれていくような錯覚を引き起こす。その威容は、見る者すべてに恐怖と畏敬の念を抱かせる。彼女が口を開くと、その声は冷たく鋭く、まるで魂を凍らせるような響きを持っている。ヴォルカリスの冷酷な笑みは、その場にいるすべての者に、自分たちがどれほど無力であるかを痛感させる。彼女の存在そのものが、まさに絶対的な力と恐怖の象徴であることを示していた。
「ヴォルカリス、なぜここに現れた?」
 グルミンが問いかける。
「ヒーローもののよくある展開だと、ラスボスは『塔で待ってるから来い』なんて言うものよね。でも、それって敵に強くなるチャンスを与えるだけじゃない?」
 ヴォルカリスは冷ややかに答えた。
「……何が言いたい?」
 グルミンは驚いた表情でヴォルカリスを見つめた。
「ごめんなさいね、グルミン。あなたたちに成長する時間はあげられないわ。弱っちょろい今が絶好のタイミング。今すぐ、あなたたちには、この世界から退場していただくわ」
 ヴォルカリスは冷たく言い放つ。
 グルミンの心の中は焦燥感でいっぱいだった。
 まずいな、こいつらとのバトルはもっと成長してからを予定していた。
 どうする?
 どうやってこの状況を打開する?
 ヴォルカリスは嘲笑しながら、手を振り上げ、指を鳴らした。
「劇的な展開が好きなようだから、特別に舞踏会場を用意したわ。さあ、せいぜい無様に踊ってみせて」
 その瞬間、世界は暗転。
 そして、いきなり足元の空間が消えた。
  グルミンたちはその足元の穴へ落ちた。
 ぐるみんとトリプルトラブルの三人は落下しながら周りを見まわすと、無限に連なるシャンデリアが続く幻想的な回廊の中を落ちていった。
「うわあ!」
「わああああ」
「ちょっと待て」

 彼らが落ちていった先は、表彰式で使われた舞踏会場の……天井!
 彼らは天井に向かい落ちて行った。
 逆さまの舞踏会場だ。
 その逆さ舞踏会場は、パーティーの時とは違い不気味にデコレーションされていた。下にある天井から無数のシャンデリアが空に向かい吊り下がり、煌めく光が赤く染まった壁に反射している。巨大なシャンデリアの光が下から差し込む様子に、感覚を狂わされる。
 壁には鮮やかな赤と青の蔓が絡みつき、生き物のようにうごめいている。蔓の一部は天井に向かって伸び、まるでこの舞踏会場全体を支配しようとしているかのようだ。その不気味な光景は、まるで生き物の胎内にいるような圧迫感を与え、怪物に飲み込まれたかのような恐怖を感じさせる。
 窓には暗緑色のカーテンが下から上に垂れ下がり、その背後から淡い青い光が漏れていた。カーテンが風に揺れるたびに、光と影のコントラストが変化し、空間全体に神秘的な雰囲気を漂わせた。天井に飾られた装飾は豪華絢爛でありながらも、その異様な配置が不気味さを強調していた。
 空間全体は静寂に包まれ、その中で蔓のうごめく音とシャンデリアの微かな揺れが響いていた。その音が、逆さまの舞踏会場の不思議な感覚を一層引き立て、訪れる者に対して底知れぬ恐怖と畏敬の念を抱かせた。
 この世界へ四人は落ちて行った。
「何だ、この場所は…!」
 グルミンは驚きの声を上げた。
 ヴォルカリスは冷たい目で三人を見つめ、
「ここがどこかなんかも一つ一つ説明してあげたいんどけど、残念ながらあなた達のペースには合わせてあげられないの」と言い放った。
 ヴォルカリスは続けた。
「ここもヒーローものだったら、塔のそれぞれのフロアに門番が待ち構えているところだけど、残念ながらそんなのもなし。全員まとめてひと息に散ってもらうわ」
 グルミンは冷や汗をかきながら、周囲を見渡す。「テクス、スパイク、ノア、気をつけろ。いきなりラストバトルだ!」
 ヴォルカリスは冷たく微笑み、言葉を続けた。
「さあ、始めましょう。全員一気に片付けてあげる。」
 それまで一言も発せず佇んでいた3人の怪物たちがずいっと前に踏み出した。
 グルミンが呟いた。

「毒の妖精ブラックブライア
 非情な黒騎士オブシディアンウォーロード
 青龍エクリプスドラゴン」

つづく。

あとがき

 小説Pです。
 最終日。
 ラスト第七章です。
 では、次回。

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