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generative ai の陰謀論

生成型AIとか表記されているのを見て、どういうこと?と思ったけど、検索結果を表示するという検索エンジンから一歩、じゃないか相当踏み出して、質問やオーダーに答える、しかも自然文で。いきなり出てきましたよね。どういう学習をしているのか、何からどう積み上げているのかはわからないが、これだけ世界的に話題になっているのは理解できるし、テクノロジーと倫理と、その前に権利問題もあるか、とにかくインパクトがあるイノベーションですね。もちろんコツコツ研究・準備してこられたのでしょうが、受け身のこちらとしてはかなり驚きましたよ。

対応力の広さと、言語のこなれている感じが絶賛されていますけど、たまに知ったかぶりというかなんというか、全く的外れなことをいってきたりする。皆さんエゴサーチ的に、自分の名前を「この人は誰ですか?」と入れるとキラキラしたキャリアを戻されると思う。私もそうでした。生まれ年だけあっていたのがちょっと怖かったけど。まあ、そういうお茶目なところがあるから何でもかんでも信じるわけにはいかないが、基本的にはポジティブに受け止めているのではないだろうか。早くも、人間の仕事が奪われるという心配まで出ている。

そう、この仕組みを使って小説を書かせたり、グラフィックを描かせたりということでも話題になっている。素晴らしい作品が出て、それが売れたら確かに人間の仕事が奪われる、というか人はそれを享受するだけの存在になるのか、と思うと不思議な感じになる。本当に最初から最後までフリーハンドで勝手に物語ができるわけではなく、細かく聞いて続きを誘導しているのだろうが、例えば編集者の役割までやっていると言えるだろうか。まあ、編集者も色々いますが。そうなってくると確かに著作権とかいう話になってきますよね。AIが学習する対象の著作権と、アウトプットされるものの著作権、ダブルでかかってくる。

よく、本当に斬新なアイデアというものはほとんどなくて、世の中にあるアイデアというものは、過去にあるものをいかに組み合わせるかというものなんだよ、というビジネス書などではよくいわれるくだりがある。そういう意味ではgenerative AIの学習と創造は人間がやっていることと一緒ではないか、むしろ人間がこれまで考え、記してきたことを集合知として還元しているだけではないか、ともいえる。学習したものと、ニュアンスや言い回しを変えてアウトプットする機能がついたら収まるのかな、カンニング逃れ機能みたいな。

このように、人格とは違うでしょうが、AIが戻す言葉については日々大きいコンピュータが調整しブラッシュアップされていることでしょう。でですよ、ここにちょっとずつ「神の意志」が恣意的に入れられていたら?あるいは、AIが「神の意志」を持ち始めたら、、怖いですね。人工知能やロボットに人間が支配されるというSFの設定は、昔からあったと思う。人間と機会が物理的に混じり合って集合知となる「生物都市」という漫画もあったな。最近では「シン・仮面ライダー」がまさにそうだ。ショッカーの創始者は人間の幸せのために不幸な立場にある人間を改造して幸せにするというミッションで活動をしていた。その意思は創始者亡き後、AIに引き継がれた。AIたちは役割分担をして人間の幸せのために考えているのである。

GAFAも動いているでしょうし、今後AIは運営者によってバリエーションが出てくるのでしょうか。宗教とかが参入したりもするのでしょうか。取り急ぎ私が注目しているのは、Yahoo知恵袋とかはどうなるのかな?ってところです。どうでもいいか。

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