儲かってなさそうで儲かっている地域ビジネス3選

①自転車屋

自転車がそんなにたくさん売れているようにも思えないが、主な収益は修理。例えば月の自転車販売数が6台で粗利4万8千円に対し、パンク修理が月150件で粗利14万円という割合。その他保険料や登録料、チューブ交換やヘルメットなどの付属品販売がある。パンク修理は自分で治すのが困難であり、修理は急を要することがほとんどであるため顧客は自転車屋を選んだりすることなく利用するので主な収益になりやすい。これに似たビジネスとしては鍵屋や水道業者や駅にある靴の修理屋など。こうした緊急性を有するサービスは需要があるため、たとえば住宅取得アドバイザーという最近誕生した職業においては、マンションや戸建て住宅を買う前に地価評価・建物の構造チェック・使い勝手や周囲環境の調査などを請け負うビジネスがある。1件当たり30万円と高額なのに一生に一度の大きな買い物として人気となっている。

②漆器店

結婚式の引き出物用として結婚式場と契約している場合が多いので店舗で売れなくても成立する。また、宮内庁に一度でも使われたりしたらその宣伝効果が一生続く。また、外国人大使館関係者が顧客となることも多く、漆器は日本文化として人気であるため。他にも錦鯉や書道で使われる毛筆が化粧品として海外で人気になったりする。

③古紙回収

古紙問屋が古紙を買い取る金額の相場は毎週木曜日の日経新聞朝刊に載っているが、最新データだと古新聞1キロで6円。一か月分の新聞が20キロくらいなので1か月分で120円、100世帯住むマンションの半分が新聞を取っているとすると合計6000円、同じようなマンションを30か所くらい回れば18万円の収入になる。業者はこれら古紙を集めれば集めるほど製紙メーカーが買い取ってくれる(多少の価格変動はあるが)。そしてこの産業は参入かなり簡単。

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