教員の査定や教員免許更新制度は子どもの学力低下への対策にはならない

子どもの学力低下問題の本質

学校や教師を競争の渦に放り込むことでは何の解決もしない、学力低下が著しいのはあくまで中位から下位の子供たちであり、彼らが全体の平均を下げている。なので小中学校の学区をなくして学校間で自由競争させたり、教員免許更新制度導や教員の査定厳格化による教師の競争化はあまり意味がなく(受け皿的な底辺の学校ができて下位の子供のやる気がさらになくなるし、教師が出来の悪い生徒をテスト時だけ病欠させたりする問題が出るだけ)、底抜けを止める政策にはなっていない。

教師の成果主義導入のその他の問題

ちなみに教師に対する成果主義導入は他にも多くの問題があり、教師を評価するための書類が膨大になって教師が子供に向き合う時間が減少したり、教員免許更新制度導入によってただでさえ人が少ない職場にさらに負担がかかる。

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