とにかく身内が最優先な中国人と親しくなるためには
身内が重要
中国人は身内を「幇」と表すが、中国の友人間は身内か身内じゃないかという判断基準がとても大きく、中国で生活するには身内の力が必ず必要になる。自立した個人としての力を持ち強い身内を作ると、関係が深いほど無理を通してもらえるようになる。利益を与えあったり、頼んだり頼まれたりする関係にならなければ身内とは言えない。身内のために使える力や能力があればそれは必ず使うべきで、貢献できない時はしょうがないが貢献できるときは貢献しないといけない。これは歴史的または土地の影響で、日本は国土の狭さから人との距離が近かったが、中国はそうではなかったので出会いを大切にし助け合う文化が生まれた。また昔の中国の富裕が食客という大量の居候を抱えていたように、今でも中国では自分の力を当てにして寄ってくる相手を避けず、自分の力と組み合わせるという関係性が重要となる。また、同じ趣味を持った人同士やオタクといった集団も身内として強い関係性が維持される(中国語で「友少」は利益を考えない昔からの友達で「朋友」よりも親しい)。
この特性から、中国では子供のために自らの財産を残さないことは悪だと言われるため、ジャッキーチェンのように自身の財産を子供ではなく全額寄付すると言ったりすると叩かれる。
中国人とのコミュニケーション
自分の手の内を明かさず曖昧な返事をしたりみんなと同じでよいというコミュニケーションは、中国人にとっては得体のしれない奴だと思われがち。中国人は日本と異なり個人的な情報や意見を話すことで相手と打ち解けて仲良くなろうとする。また、最初の挨拶は「今日何食べた?」から始める。中国での親しい付き合いは家族単位であることが多いので、食事に誘ったら奥さんや子供を連れてくる場合も多い。一緒に家で食事をしたり泊めてもらうなどしたらすごく仲が良い関係といえる。遠方から来てもらったなら泊めてあげるほうが望ましい。また、アウェイの場違いなところに行くと最上の礼儀だと捉えられる。
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