アメリカにおける超高学歴社会と教育システム、その実情と格差

超高学歴らの住まう場所と活動

企業経営者の登竜門であるハーバードビジネススクール(HBS)とハーバード・プリンストン・エールなどの一流大学卒業生などはほとんどスーパーZIP(エリアコード、郵便番号のランキング。居住者層における”大卒者の比率と平均収入の高低”を、郵便番号ごとに整理し、0から99までの数字で、上下を表すこととする。つまり知識層の集まる集積エリアのこと。)や高級住宅に住む。ワシントンは政治に特化した都市で国家機関スタッフやシンクタンク研究員やロビイスト(特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動である。議会の議員政府の構成員、公務員 などが対象)などが住む。ニューヨークは国際金融・ロサンゼルスはエンターテインメント・ボストンは教育の中心。アメリカは民主党支持のリベラルと共和党支持の保守派が分裂しているが新上流階級の彼らは異なる信条同士を好みがち。

米大学の教員評価システム

米大学では学期末に生徒が教師を評価する仕組みがあり、教師の昇進・昇給・終身在職権(テニュア)の付与に影響。評価基準は教師の熱意・学生への応対・学習意欲をかきたてられたかなど多岐。

子供を英才教育漬けにした悪いケース

英才教育を経て11歳でハーバードに入学した神童は大人になってから親に背を向け学問とも決別し頭を使わない安月給の事務仕事を転々とするようになった。幼少期に友達関係から切り離されたため自己をうまく形成できず自身の能力を活かせなかった。

低所得白人社会で見られる実情

ペンシルベニア州フィラデルフィアの低所得地域のカトリック学校ではベビーシャワー(妊娠した友人を祝うパーティ)に4か月間で6回も誘われるほどで、52人も妊娠している女生徒がいる現状がある。相対的に恵まれない白人社会で起きていること。

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