山村光春

何やってるの?と聞かれたら、編集やってます、という言葉を隠れ蓑に、ちゃんと理解されない…

山村光春

何やってるの?と聞かれたら、編集やってます、という言葉を隠れ蓑に、ちゃんと理解されないまま、そもそも僕のことなんて、ホントは誰も興味ないでしょ、というこじらせ風を心底にしたため、あえてふわっとさせてきた気がするのですが、そうじゃいかん!とやっと思い立った48歳。

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編集とはたのまれてもないことをやる仕事ー宮崎の旅②

どうやって情報を得てるんですか?と、たびたび聞かれる。たとえば、ニューオープンのお店を知る「ネタもと」が雑誌だとすると、雑誌の人は何を「ネタもと」にしてるの?と。 正直、今はネットやSNSにたよってるところも大きいと思う。一度、ある食の専門誌のお仕事で洋菓子屋さんを取材したとき、若い担当編集者がお店の人から「うちのこと、どうやって知ってくださったんですか?」とたずねられ、あっけらかんと「食べログ様です❤️」と答えていて、隣でこっそり白目になったことを覚えている。(あとでそれ

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      編集やライターという仕事はいろんなジャンルのいろんな情報を、ただ知ってるってだけでなく。実際に行って、見て、食べて、なんなら裏事情まで知ってるでしょもちろんアナタ、という前提で話がくる。 たいていは「アンケートのお願い」みたいな感じで、編集部よりぽろりんとメールが来るところから始まる。 「こんどジャムの特集をするのですが、こだわってつくっている、お取り寄せもできるもので、おすすめのものを最低15個挙げてください。明後日までに返信をお願いします」 なんてこともあれば 「

      • 開国したいのかしたくないのか分からない

        どんなジャンルであれ、自分で仕事をするというのはある意味人気商売で、自分をじゃんじゃん売り込んで、ぐんぐん知ってもらうほど、ばんばんいい仕事がくる、という宿命がある。 だけど。僕と、僕のまわりにいる何人かは、それがガチで苦手。むしろその宿命ごと、相容れられないという感じすらある。コミュニケーションが得意そうで得意じゃない。褒められても「いえいえ」としか思えない。心を開いているようで閉じている。いわゆる自分鎖国状態。 「それはあなた、自己肯定感が低いのです。もっと自分を好き

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