見出し画像

妊活#1 周りの人みんな敵に見える

これは、Amazon primeで放送中のホットママの中の西野七瀬さんのセリフ。

仕事終わり、色んなモヤモヤを抱えながら、楽しみにしていたホットママを見ていた。
そしたら大好きななーちゃんからこの言葉が発せられた。

まさに、不妊治療と仕事の両立に悩む私の今日の心情と一緒だ。

各所に相談してみた結果

県の労働局、通院先の心理カウンセラー、社内のカウンセラー・人事・産業医・メンター、さまざまな方向に現治療状況と今後の治療方針を伝え、どのような両立方法があるか、どのような制度を利用する権利があるか確認し相談した。

結果わかったことは、
・国、各自治体→不妊治療のために会社にサポート制度を設けることは強制できず、あくまでも提案するのみ
・会社→不妊治療に対する福利厚生等の仕組み化されたサポートはまだ少ないため、自発的に声をあげ、各自所属部署や上司に調整を行う
※会社により異なります

労いの言葉や寄り添う気持ちを見せてくださる人、2021年4月に改正された女性活躍推進法に関して教えてくれる人、不妊治療は結局本人がどうしたいかが1番大事という人、仕事フルタイムと不妊治療の両立は難しいという人、不妊治療に関するカウンセラーが所属組織にいないため、病院に相談してくださいという人、様々な意見の方がいた。

結局は自分の意志を決め、声を上げることが大事


わかっている、
結局は自分がどう仕事と折り合いをつけどうしたら不妊治療を乗り越えられるのか、待望の第一子を授かれるのか考え、行動することだ。
悩み、相談するだけでは何も解決しない。
悩むのであれば変化をセットで考えなければいけない。

ただ、その変化を一緒に考えてくれる人、サポートできる環境があるとどんなに嬉しいことか。

「周りの人がみんな敵に見える」は本心ではない

見えるだけで本心ではそう思っていない。
なのに、そう思いたくなるほど、今の日本の制度や価値観が閉鎖的に感じるのだ。
少子化対策は何十年前から予測され危惧されたことなのに、なぜ子供を授かりたくても授かれない人へのサポートを1番にしないのか。
不妊治療への理解促進や制度サポート構築は、国にとって短期施策で即効性のある領域でないのか。

話は変わるが、今日ある人に言われた「僕も子供たくさんいるのでよくわかります」という言葉。
どう反応していいかわからなかった。
マウントだとは思いたくないのでスルーした。

私は子供1人もいない。妊娠した経験もない。
ある人は文脈から予測すると3人程度いるのかもしれない。しかも不妊治療の経験がないとのことなので、自然妊娠だろう。
よくわかりますと共感性を示すのであれば、なぜ不妊治療に伴う通院回数や通院時間をざっくりでも把握していないのだろう。

分断という言葉は好きではないが、なんだか不妊治療者と不妊治療者以外で、世界が違うようだ。

分断した世界に感じるけど、私は絶対にめげない。
第一子を授かることを優先すべき目的として、トライ&エラーを繰り返す。

きっとこの世界には同じような悩みや別のことで孤独を抱えている人がたくさんいる。
弱者ではないのに弱者のように、腫れ物のように扱われる人がたくさんいる。
今の世の中は、悩みを抱える人が孤独にも強固な心を持って立ち向かうことで成り立つ世界だ。

どうかそんな世界は撲滅してほしい。
なぜなら、周りの人みんな敵に見えるなんて本心じゃないから。そう思いたくなる仕組みへの失念だから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?