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なつかしく思われたいって、強欲だ。

言葉の企画第3回のテーマは、『名付けの力』。

・改めましての自己紹介を、字源とともに。
・「言葉の企画2020」に参加しようと思った理由
・今という時代の気分を見つめ、時代に名前をつける
・世の中に感じるあなただけの違和感に名前をつける

今回の課題は、豪華4本立て。

うわ~、こりゃ大変だなー。お題を出された時の率直な感想。

阿部さんは、課題を出すとき、毎回少しづつヒントをくれる。
ここまで2回やってきて、課題への取り組み方や、企画生それぞれのコミュニケーションスタイルなど、少しずつ人となりが分かってきたような気もする一方、まだまだ全然知れてないな。全7回のうち、もう半分まで来ちゃったのか…!という焦り。

私は、今のところ、特に爪痕を残せていない。
「伝わりました総選挙」(企画生がそれぞれこれは伝わった!と思う企画を投票する場)でも、上位になったことは一度もない。

選ばれたい、と思う気持ちがある一方、「こういうの、みんな好きでしょ」みたいなのは、どうも違和感があって。というか、いいと思うんだけど、受け入れられない気持ちが半分ぐらいある。

ポカリスエットのCMを見て、そんなキラキラした青春送ってなかったから共感できない、というtwitterの声に共感する気持ちというか。

うーん、まだうまく言語化できていないなぁ。

でも、票が入っていると、単純に嬉しい。誰が投票してくれたんだろう? なんで選んでくれたんだろう? 似ている感覚の人なのかな? …と、とっても気になる。

みんなじゃなくても、誰かが気づいてくれる、そういう方が私は嬉しいし、励みになるんだな、と思った。

それは、多数派が苦手な性格から来ているのかもしれない。
漫画でいえば、王道じゃなくて邪道が好き(『バクマン。』より)だし、
タッチフットボールというアメフトから派生したマイナースポーツに夢中になった学生時代の経験から来ているのかもしれない。
ファッションも、1年でブームがすぐに去りそうな流行に乗っかることはほぼない。(それは単純に貧乏性だからだけど)

一方で、流行りものや目新しいものが好きなミーハーなところもあって。
そのあたりのバランスを取るのは割と得意な方だと思う。

なつかしく思い出されたい、という気持ちに向き合う。

なつかしく思い出してもらうためには、まずは覚えてもらわなきゃいけないんだけど、現状、覚えてくれている人はおそらく半分にも満たないと思う。

私の名前は、ジャン・コクトーの詩、「耳」に由来がある。

私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ (訳:堀口大學)

今まで、名前の由来をちゃんと人に言ったことはほとんどない。
言ったところで、へ~と流されるのが関の山だし、自分の名前が大事なのは自分だけで、他の人は特に関心がないだろうなと思っていた。

だけど、第3回の名前紹介のDropboxが共有されたとき、
今度こそ、一人ひとりに感じたことを伝えたい、そう思った。

別に強制されてるわけでもないし、やらなくてもいいことだし、仕事が忙しいとか、言い訳は山ほどあったし、やってみたら思いのほか時間がかかってしまい、こりゃ完走できるのかと途方に暮れたのだけれど、やってみて、やっぱりやってよかったなと思った。

何より、今、言葉に向き合いたいな、と思って参加した人100人+先輩企画生と一緒に関われることが嬉しいし、せっかくの機会を無駄にしたくない。
たとえ企画で選ばれなくっても、あわよくば、何かのときに「あ、あの人に聞いてみようかな?」と思ってもらいたい。

一人ひとりの自己紹介と、過去の課題とを紐づけながら見ていくと、少しづつどんな人なのか立体的になっていく感覚があり面白かった。

毎回、自分自身と向き合っている姿勢が感じられて羨ましさを感じる人。
デザインが毎回整っていて、印象的な人。
ちょっと突き放されたように感じる人。
今回は何か事情があったようだぞ、と思う人。
潔い人。
まだまだ、秘めていることが沢山ありそうな人。
100人+αいれば、色々な人がいる。

自分はと言えば、振り返ってみると、大体毎回ちょっと言葉が足りないし、不親切なのだった。(そして、阿部さんからのラジオでのフィードバックも、大体そんな感じ…!)

言葉が足りない、というのはなにも言葉の企画に限ってのことではなくて、普段の自分そのままなのだった。
そういう意味で、「言葉の企画」は、自分自身と向き合わざるを得ないことになるのが、恐ろしくもあり、面白いところ。

大体、課題を提出してから、「あー、しまった! またやってしまった!」と気づくので、提出前に一晩寝かせて、客観的にみられるようになりたい。そのためには、もう少し計画的に取り組んでいれば、、、と、夏休み最終日の子どものような気持ち。(余談ですが、うちの子はもう夏休みが終わってしまい、2学期が始まってしまった…!それなのに、夏期講習は終わってない…! 例年と違い過ぎる夏休み。)

最近私が気になっているキーワードは、「対話」とか「関係性」とか、
いわゆるビジネス書でよく使われているキーワードで、私も無意識に使っていることがあって。

でも、現状オンラインだけでつながっている人たちと、そんな急に仲良くなるなんてそんなの無理だ!という気持ちもあり。というか、職場でも、急にリモートになり、ここ半年以上リアルで会っていないメンバーに対して、はてちゃんと伝わっているだろうか?いやこれは伝わってないな…!と試行錯誤する日々で。

チーム戦、そして、後半戦に向けて

2020年を振り返った時、「言葉の企画2020」に参加したのが転機になりました。って言えるような後半戦にしたいな。

参加したきっかけは、背中を押されたことや、3年前のリベンジを果たしたい。だったけれど。

(自分で伏線回収できたことに、ちょっと感動。)

今の私の気持ちは、このまま12月まで走り切って、1年後、3年後のみんなと、オンラインにしろ、リアルにしろ、笑って再会したい。そんな気持ち。

あ、そうだ。記事タイトルの由来を回収してなかった。
朝ドラ「エール」で、二階堂ふみちゃん演じる音に対して、音楽学校のライバルが「あなたって強欲ね」というセリフがある。結婚も、仕事も、子どもも、諦めたくない。そんな音に投げかけられる、強欲という言葉。
それはそのまま現代で働くお母さんに対しても向けられているように感じて、ぐぬぬ…と思っていたのだけれど。

私って強欲なのか…と凹む音に対し、「あんた、自分で気づいとらんかったの?強欲上等!」と励ます姉。

ははは、強欲で何が悪い!と笑い飛ばしたいところだけど、まだそこまでの強さはない。でも、そうだよねぇ、強欲だよねぇ。と、認めることはできる。そんなポジションにいます。

(ちなみに、あまちゃん以来朝ドラを観るのが習慣化しているのですが、異世代コミュニケーションに便利なコンテンツなので、お姑さんとの話題に悩んでいる人におすすめです笑)

引き続き、よろしくお願いしまーす! ENTER!



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