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【#しおりを挟む】#00:プロジェクトの意図について

こんにちは。

このnoteは、プロジェクト「#しおりを挟む」の一環として書いているものです。noteを元にスタエフ配信をし、必要であれば追記して再公開を予定しています。今回は、全体として意図するところを書いてみようと思っています。

実は既に、エピソード0とエピソード1はYouTubeで公開しています。しかし、一旦仕切り直しをしたいと考えつきましたので、「#00」からの再スタートとなります。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

そもそもの思いつきは、Twitterでよく見かける「名刺代わりの小説10選」というハッシュタグなのですが、実のところ、それを見かける以前に、ぼくはオンライン読書会で「名刺代わりの1冊」というテーマを設定していたことがあります。今回のこのプロジェクトは、それを一気に10冊にまで拡張して、それらについて「語り下ろし」「書き下ろし」をしようとしたものです。

10冊を選び出してから、ずいぶんと経った頃、それらを「読んだ順」に並び替えてみました。そこで気がついたこととは、その10冊は、思っている以上に自分の「節目」と不思議に符合しているということでした。もしかすると、その10冊を読めていた「から」、それを「節目」として経験し、やり過ごすことができていたのかもしれません。

そして、いまこの10冊について語ろうとしているのは、自分の来し方を語ってみたいということなのだろうとも考えています。10冊を語ることを通じてお伝えしたいことの一つとは、読書とは、時として、人生を支え、励まし得るということだと予感をしています。

2022年をふり返ってみると、幸いなことに、年頭に掲げたテーマの一文字である「展」の年であったと思います。明年は、それをさらに継続していきたいという意味で、「継」を掲げようとしていました。しかしながら、いまは年齢が大台に達する前年であることと、さらに前へ進めたいという意味合いで、「前」を選ぼうかと考えているところです。10冊を語り下ろす、あるいは「語り継ぐ」ことを通じて、「前」へ進んでいきたいと考えています。

名刺代わりの10冊(読了順)
①社会科学における人間(大塚久雄)
②新しい科学論(村上陽一郎)
③読書と社会科学(内田義彦)
④錦繍(宮本輝)
⑤モモ(エンデ)
⑥影との戦い(ル=グィン)
⑦先生はえらい(内田樹)
⑧正しいパンツのたたみ方(南野忠晴)
⑨友だち幻想(菅野仁)
⑩本を読めなくなった人のための読書論(若松英輔)

以上を元として、近日中にスタエフ配信分を収録いたします(ライブにするかも?)。よろしければお聞きになってみてください。今回はここまでといたしますが、「追記」の上で再公開もあります。よろしくお願いいたします。お読みくださり、ありがとうございました。それではまた!


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