【100冊紹介マラソン】(03)大塚久雄『社会科学における人間』(岩波新書)
こんにちは。5月24日(火)17:16です。早朝に下書きを終えたものの、公開し忘れてました。
今回は、ぼくの読書経験上最も決定的だった1冊について書いてみたいと思います。1982年、学部の1年生の時に先輩から押しつけられた、岩波新書の『社会科学における人間』(大塚久雄著)です。大塚には、同じ岩波新書の青版に『社会科学の方法』という「類書」があります。どちらか一方を選べばよいと思いますが、双方ともに、いささか古い感じは否めないかと思います。しかしそれは、これらの著作の価値を損