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出版屋の社長

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社長の頭のなか。出版のこと。本のこと。日々の仕事のこと。そしてブックダムのこと。普段何を見て何を考えどう動いているのか。なぜ事業をしているのか。日々試行錯誤しながら進みつづける社…
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#仕事について話そう

【1年経過報告】「本」が必要とされ続ける未来をつくるという夢

2023年4月1日。 April Dreamという企画でプレスリリースを配信しました。 あれからちょうど約1年が経とうとしています。 海の見える場所から、今感じていることを綴ります。 力なき夢は悪 ブックダムは創業から5期目を迎えましたが、この1年も試行錯誤の連続でした。 大きな転機として、昨年から新たに出版事業をスタートしました。 Aさん:「(斜陽産業といわれている出版業界で)このご時世になぜ?」(苦笑) 菊池:「(斜陽産業と捉えたことも言ったこともないですし)やりた

一点の曇りもなく生きる

2月にもっとも自分以外の人に投げかけたかもしれない言葉はこちら。 「一点の曇りもない本を」 ブックダムの仲間には「何度言えば気が済むんだよ!」と内心思われているかもしれません(笑) 出版に携わっている以上、ずっと追求しつづけたい概念。 そして私の目指す在り方でもあり、生き方でもあります。 意識できているもの。意識できていないもの。 何事においても、それぞれありますが、ほんの少しでも、どこかに曇りや濁りは混ざってしまいがちです。たいてい私もそうです。 それでも、本当に

街の明かりを眺めて思うこと

夜。電車に揺られ車窓から街を眺める。 一戸建て。マンション。アパート。 たくさんの明かりが灯っている。 あの家に、あの部屋に、どんな人が暮らしているんだろう。 いま何をしているんだろう。 誰とどんな話をしているんだろう。 どんな気持ちでいるんだろう。 笑っているの?泣いているの? よく想像をめぐらしてしまう。 多くの人がより良い自分に出会いたいと願っている。 より良い明日を祈っている。 ひとり一人の繰り返されていく日常の中で、本という存在が必要とされるのであれば嬉しい

いつかの自分に奮い立たされる日もある

年が明けて、早いもので1か月が経ちましたね。 今日、この1か月を振り返っていると、年末年始に自分が書き留めていたノートに目が留まりました。 人も自然も宇宙も、まったく同じかたちにとどまることなく、刻一刻と変化していますので、「過去」と「現在」の私も違うのは前提のうえで。 ただ、1か月前のソレは現在の私から見ても、立ち戻る場所と思えました。 どんなメモであったのか部分部分を抜粋して文章にしても、何かに囚われてしまうので、無修正でまるごと1ページ公開。 生々しく隠すこともなく