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書誌データについて

本記事では、外部サービスからのBookCellarへの書誌データの取り込み、登録された書誌データの取り扱いについてご案内します。

ISBN出版者記号をキーに外部サービス(JPRO/openBD)から書誌データを取り込みます

BookCellarはJPROとAPI連携を行っています。これにより、JPROからISBN出版者記号に紐づく新規、更新データを1日1回BookCellarに取り込む仕組みです(バッチ処理)。BookCellarに外部サービスから取り込まれた書誌データは、出版者ISBN記号※をキーにしています。そのため、書誌データの自動取り込みは、自社独自の出版者ISBN記号を保持していることを前提にしています。

一般社団法人 日本出版インフラセンター(JPO)の日本図書コード管理センターが発行、運用管理している。日本国内で流通する図書や資料の識別を目的に付与される13桁のユニークコードをISBNコードと呼び、出版物の流通管理に役立てられている。ISBNコードの構成要素のうち、発行者を特定するの番号を「出版者ISBN記号」と呼ぶ。

https://isbn.jpo.or.jp/index.php/fix__about/fix__about_2/
ISBNコードの構成要素のイメージ(日本図書コード管理センターより)

アカウント発行時に、BookCellar事務局にて、日本図書コード管理センターに登録された出版者ISBN記号を確認、設定します。
※アカウント開設後に出版者ISBN記号を追加取得された場合は、事務局までご連絡ください。追加設定いたします。

新刊(近刊)と既刊データの区分

※JPROを利用している、または版元ドットコムからJPROにデータ共有している場合

ここからは、JPROをご利用の場合にBookCellarを利用開始時に注意いただいきたい点をご案内します、

JPROデータは更新をかけないと外部に配信されない
JPROの仕様として、既刊データおよびJPRO利用時に一括登録されたデータについては、「更新」をかけないと外部にデータが配信されない仕組みになっています。そのため、既刊の書誌データについては、BookCellarに取り込みを行う必要があります。

書誌データの登録サポート
JPROに登録している書誌データを事務局にてBookCellar取込み用フォーマットに変換してご提供するサポートを行っています。詳しくはアカウント開設時に送付するマニュアルにてご案内しています。

書誌情報の優先順位

書誌データはISBNコードをキーに管理しています。そのため、同一のISBNコードは登録できません。書誌データがBookCellar、そしてJPRO/openBDの双方にある場合、発売日を基準にして優先順位を設けています。

・発売日前の商品:外部データ(JPRO/openBD)を優先
・発売日以降の商品:内部データ(BookCellar)を優先

外部データを優先する理由として「発売日前の書誌データは変更が起こるもの」と位置づけています。特に価格は発売日間近にならないと確定しないケースも多いため、このようなルールを設けています。

・発売日前までは、JPRO/openBD側のデータで毎日更新される
・発売日以降は、BookCellarでの更新データが保持される

と認識ください。対象は書誌データの全項目になります。発売日前にJPROの書影を変更すれば、バッチ処理によりBookCellarに反映されます。

BookCellarフロントでの見え方

BookCellarに登録された書誌データの、書店からの見え方をご案内します。

・発売日前の商品:予約可能商品
・発売日以降の商品:注文可能商品

BookCellarに取り込まれた書誌データのうち、発売日前のものは「予約可能商品」に分類されます。書店は「予約する」ボタンから発注が可能です。

新刊の予約注文を受け付けることができます。出版社が設定した取引条件はログイン後にのみ閲覧可能です。

※出版社管理画面では、予約注文のみを抽出可能です。