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読書メモの記事

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読書メモをまとめました。おすすめの書籍ばかりですので、ぜひ手に取ってみてください。
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2029年にはこのレベルの新社会人が量産されるのか…

本のご紹介機械学習のコンサルティングや企業研修などに取り組んでいる中山心太氏による著書「高校生だけじゃもったいない 仕事に役立つ新・必修科目 情報Ⅰ」です。 2025年1月の大学入学共通テストから新科目「情報Ⅰ」が始まります。また、国立大学受験者には旧来の科目に「情報」を加えた6教科8科目が課されます。 「情報Ⅰ」が受験科目になったのは、現代ビジネスにITのスキルと知識が必須だからです。社会の要求に応えている訳です。 少なくとも2025年以降に国立大学に入学した学生は、

キャリア選択の常識崩壊した…

本の紹介サイエンスライターとしてヘルスケアや生産性向上に関する書籍を手掛ける鈴木祐氏の「4021の研究データが導き出す 科学的な適職 最高の職業の選び方」です。 鈴木祐氏のブログで紹介されている最新の科学論文や知見はいつも参考にしています。科学的根拠に基づいた研究結果から提示された答えなので説得力があります。 そんな鈴木祐氏が、1990年代から研究が進んだ「キャリア選択」の答えを整理し紹介しているのが本書です。 「正しいキャリア選択」をするための研究結果に自分の価値観やラ

外資系コンサルタントからいろいろ学ぶ

本の紹介外資系大手コンサルティング会社に12年在籍し、現在はコンサルティング業界の内情やDXトレンドを紹介してX(旧Twitter)やnoteで人気を博しているメン獄氏の「コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル」です。 私自身はコンサルタントではないですが、外資系コンサルティング会社のアウトソーシング部門でエンジニアとして働いている関係で、コンサルの世界を身近に感じていましたし、彼らの仕事の仕方から多くのことを学んできました。プロジェクトによっては、コンサルタントとし

問題発見・解決の肝は「仮説思考」だよ!

本の紹介以前記事にした「コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル」でメン獄氏が、コンサルタントの必読書として紹介していた「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 内田和成著」を読みました。 内田氏は、ボストンコンサルティングで日本代表を務めた方で、コンサルタントのプロ中のプロって感じです。 本書では、仮説思考の効用、仮説・検証・分析の具体的方法、鍛え方などが実例とともに説明されています。本書から得たたくさんの学びから2つのトピックをメモしていきます。 まず、仮説