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ホラー・SF小説集

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ホラー・SFに分類した小説をまとめています。
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2024年3月の記事一覧

天使の隠れ家

 当たり前に明日がくる。そう信じて、いや、きっとそんなこと考えもせず、僕は眠りについた。…

水瀬 文祐
2か月前
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陽だまりに月

 ある日突然太陽が黒化した。熱は変わらず放射し続けるものの、光を放たなくなった。つまり、…

水瀬 文祐
3か月前
113

パッチワーク

 世界が滅亡するスイッチが作れたらどんなにいいだろう、と慎吾は高校生にもなってそんなくだ…

水瀬 文祐
3か月前
128

第一次家庭大戦

 昨晩夫と大喧嘩をした。結婚して十年。これまでにないような激戦だった。第一次世界大戦と言…

水瀬 文祐
3か月前
150

レポート№93「ぱらぱげるについての覚書」

 このレポートは私の膨大な研究の一部である。だが、枝葉末節だと思ってほしくはない。このレ…

水瀬 文祐
3か月前
84

蟹壺(第1話)

■あらすじ 心を病んでしまった主人公が田舎の町で出会ったのはいずみというどこか妖しげな美…

水瀬 文祐
3か月前
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シュラーク

※注意! 今回の短編小説には残酷な表現、グロテスクな描写が含まれますので、苦手な方は閲覧にご注意を願います。  街にはシュラークという魔物が巣くっている。人を殺し喰らう怪物だ。  シュラークを見たことがある、と鼻息荒く豪語する大人は多い――どういうわけかシュラークは大人にしか見えない――大人は子どもが悪さをすると「シュラークが来るぞ」と脅しつける。子どもはそう言われてもシュラークを見たことがないから、見たと言い張る子どもが現れると、その子はたちまちほら吹きにされてしまう。