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そらの下歩いた記録-2024/06/24

 こんにちは。秋本そらです。
 ふと思い立って、1日の記録のようなものをつけてみることにしました。日記みたいなものに近いのかもしれません。毎日書くかもしれないし、きまぐれにしばらく書かない日もあるかもしれません。気長にお付き合いいただけると嬉しいです。

 今日は、いつも通り仕事です。
 私の職場は、周囲の人間から「拘束時間が長い」と言われがちな、まぁよくある小売店です。チェーンでもなんでもない、小さな、でも地元ではそれなりに名の知れた、そんなお店。
 素敵なものに、個性的な同期や先輩後輩に、たくさんのものに囲まれながら働いています。
 最近は、やることが多くて時間があっという間に過ぎて行きます。それでも、仕事の休憩中にはうんと伸びをして動画を見たり、少しずつ小説を書いたり、絵を描いたり、ふらりと外に出て喫茶店に立ち寄ってみたり、近隣のお店で買い物をしたり。楽しく、過ごしています。

 普段から気をつけてはいるのですが、ここ数日は特に、引き継ぎをしっかりしなければという意識で動いています。ちゃんと引き継いで、仕事は絶対にきりよくしっかり終わらせて、皆が「私がどこまで何をしたのか分かるように」と考えています。
 というのも、有給も使って、これから二泊三日の旅に出る予定があるからでした。今日、夜行バスに乗り込んで、旅をします。
 理由は、大したものではありません。
 普段過ごしているところと違う場所の空気を吸いたい。
 そして、いま構想を練っている物語の舞台が、そこだと思ったから。
 物語の現地調査もかねて、羽を伸ばしに行くことにしたのです。

 今日から向かうところは、昨年の11月に一度、少しだけ訪れたところでもあります。その時は時間もなくてゆっくりできなかったので、今回は目一杯楽しもうと思います。そのために有給を申請したのですし……。

 そう。今回は夜行バスを使うのですが、夜行バスに乗るのはこれが初めて。窓際の席を希望したので、車窓の眺めを楽しめたらなと思っています。まぁ、高速道路なのでなんとなく道の想像はついているのですが。でも、高速道路を走っているとき、その窓の外の眺めを楽しむのが割と好きなのです。標識や、木々や、街並みや、工場地帯、都心の感じも、どれも。

 今回の旅のお供に、本を一冊持っていこうと思っていたのですが、当日になるまで何故か選べなくて。なぜかどれも、ぴんと来なかったのです。出発10分前くらいに自室の本棚を眺めて、よし、これだ、と手に取ったのは、村上春樹の「街とその不確かな壁」でした。
 理由なんてありません。なんとなくです。
 この本を読むときは、傍に「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」も欲しくなるのですが、文庫本が上下巻共に自室の本棚にはあるのですが、既読ですが、好きな本ですが、今回はやめました。
 単純に、この作品を楽しめたらいいな、と思います。
 あ、そう。
 お供に選んだのは本だけではありません。
 万年筆を、新調したのです。
 パイロットの、キャップレス デシモ。その限定色である黄色のボディが美しい一本です。高かった……のですが、悔いはないです。前に大本命だった紫色を買い逃してから、黄色が欲しいと思い始めて、ずっと機会をうかがっていて。
 いまだな、と思ったのです。
 インクは同じくパイロットの色彩雫より、蛍火を。本体色に似ていて、今回の旅のイメージカラーに近いと思ったからです。

 ……今回の旅は、創作の現地調査も含んでいます。この作品の主要人物の中に、西宮基輝という青年がいます。彼のイメージカラーが、そのまま今回の旅のイメージカラーです。彼がそこに住んでいそう、という発想から物語の舞台が決まり、今回の旅も決まったのですから。

 さて、話を戻して。
 旅のお供の万年筆は、もう一本。こちらは私が誕生日に買った、セーラーのクリスマス限定品。クリスマスプディング色の、スリムモデルの万年筆です。中にはセーラーの四季織から藤姿を詰めています。季節感があるんだかないんだか分からない組み合わせです。今日のサムネの写真はこの万年筆の写真です。
 この二本の万年筆と共に旅をします。

 さて、高速バスに乗るために最寄り駅まで歩き、高速バスの出る駅まで電車に乗るのですが、さて、旅のお供の音楽はどうしようかな、と考えたとき。
 パッと浮かんだのはbacknumberの「Silent journey in Tokyo」でした。
 久々に聞くな、backnumber。
 私が一番好きなアーティストさんって、アンジェラ・アキなんです。なんとなく曲が好きで聞いてるのはセカオワやポルノグラフィティ。最近ハマって好きなバンドはゲーム実況者わくわくバンド。backnumberは、私にとってセカオワやポルノグラフィティと同じ枠にいるような感じで。たまーに聞くけれど、普段はそんなに聞かない。
 でも、なんだか、backnumberの曲が旅にはちょうどいい気がして。先述の曲から始まり、様々な曲を聴いています。今は「高嶺の花子さん」が流れていて、もうすぐ終わりそうです。
 ……うーん。結構知らない曲もスマホに入れているんですよね。なにせ、30曲くらい入っているアルバムを何も考えずスマホの中にインポートしているので。そら知らん曲もあるよな、と。
 あまり知らない曲はすっ飛ばして、今は「SISTER」を流しています。
 夜明けの時間に流す「水平線」が好きなんですよね。という余談はさておき。

 創作ね。さいきん、あまり手をつけられていないのです。14万字に満たないくらいの物語「誰が為の世界で希う」をnoteで更新したくらいで。しかもこれ、2年前に書いた小説に登場人物を増やして少し加筆しただけの代物です。
 数年前にやっていた三題噺毎日投稿も再開したいですが、なかなか時間と気力がもたない……。

 そんなことを書いていたら少し眠くなってきました。
 旅路の様子はインスタントカメラやスマホで撮影していきます。ここにも少し載せられたらいいなと思っています。

 それでは、おやすみなさい。

 秋本そら