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Wedding Book Giftをしようと思った理由

こんにちは。

突然ですが、今年ご縁あって、結婚しました。
12月に結婚式を挙げる予定。

そこで、なにか面白いことが出来ないかなと考え巡らせていて…

この結婚式で、引出物として、
1人1人に選書した本を用意する企画

やってみようと思いつきました!

Wedding Book Gift。

その理由を、備忘録として書きのこしておこうと思います。

本を贈りたくなる

以前から、「本を贈る」ことに関心がありました。

そもそもプレゼントって好き。

自分のために時間をかけて準備してくれた心配りが、嬉しくなります。

あぁ、お店に足を運んで、わざわざ選んでくれたんだ。
わざわざメッセージを書いてくれたんだ。

SNSが日常になって、コミュニケーションのタッチが早く軽くなってきていますが、時間をかけるからこその、物理的でアナログなプレゼントのあたたかさも、やっぱり良い。

だから、手紙も好きなほうです。

だってプレゼントって、大切な人に対してだからこそ。
不特定多数の人への発信とは異なります。

「この人に届けたい」気持ちを大事にしたいと思います。

特に今回はウェディングの場面。
普段気恥ずかしくて言いそびれてしまう、家族や親せきのみなさんに、気持ち届ける良い機会にできたらな。

それで、なぜ本か?

いくつか理由を考えてみました。

  • 言葉を贈ることができる

  • 絵としてのプレゼントにもなる

  • 楽しみ方がいろいろある

  • 手元にのこる

  • 好きな時に楽しめる

  • 自分が本好きだから

一番したの項目、単純に、自分が好きなものを大切な人とシェアしたいから、という理由はあります。

美味しかったスイーツを見つけたり、○○県の物産展に行ったら、ついおすそ分け用の分も買いこんじゃうおばちゃん気質みたいな感じ。
私、結構やりがちで、いつも予算オーバーに笑

でもそれ以外の理由をまとめると、

本というモノを贈るっているのだけれど、
贈った本を介して、さまざまな時間や体験を届けることができるから。

そう思いました。

本の先に楽しい時間が広がっている。
本が、楽しい時間への扉になっている。

そんなプレゼントにしたいな。

本は、コト消費トキ消費

これまでの人生で、本をもらったことが何回かあります。
誰に、どこで、この本をもらったか、よく覚えています。

おばちゃんの家で、好きな絵の話で盛り上がって、1冊もらったこと。

県外から遊びに来てくれた友達が、尾道の千光寺の近くの公園で一緒にパンを食べて、そのあとに絵本をプレゼントしてくれたこと。

岡山で仕事がしんどくて悩んでいたときに、職場のこわもてだけど優しいおじちゃんが、元気出せよって手渡してくれたこと。

その本がたとえ家の本棚に眠っていたとしても、ふと背表紙をみて、本をもらったときのことを思い出して、あったかい気持ちになったりする。

「あのとき、本をもらって嬉しかったな。」
「あの人は、元気してるかな?」と思ったり。
「あれから何年か経ったけど、自分成長したな~」と感慨にひたったり。笑

《本を贈る》《本をもらう》ことが、思い出になり、本の内容以上に、奥行きある本になると思うんです。

よりパーソナルに、自分に寄り添ってくれる本、と言いましょうか。


もう一つ。

本をもらった時と、本を読んだ時
それぞれの情景や感情を、よく覚えています。

時間差で2回、自分の感情の動きがあるわけで、
1粒で2度美味しい楽しみ方ができる(しやすい)のもいいなって思います!

Wedding Book Gift どうやる!?

この選書企画、やりたいけど本当にやるかどうか、結構迷いました。

  • 12月までに約50人分、間に合う?

  • そもそも、新郎側の人って全然知らないから、どうしたらいい?

  • 本、ちゃんと選べる?がっかりされたりしない?

でも「1人1人違うプレゼントがあると、それは会場の人たちはみんな喜んで盛り上がると思うよ」って、言ってもらったので、決意!

こんな機会もきっと一生に1回だし、
とことん喜んでもらえることを、やってみよう!


5つの問い

さっき書いたように、本を贈るといえど、
感情や体験を楽しんでもらえるようなギフトにしたいと思っています。

良い思い出になってもらえたら。

かなうことならば、その人の大事な本になってもらえたら、とてもとても嬉しい。

そこで、私が勝手にリスペクトしている、
いわた書店さんの「一万円選書」方式で、今回のwedding book giftのアンケートを作ってみました。

一万円選書の選書カルテをもとにしたけれど、
本家の質問リストよりもボリュームもぐっと落として、招待状の返信ハガキを書くノリで書けるくらいに、5問を厳選!

  1. 好きな本はなんですか?(3冊まで)

  2. いまやりたいことは?

  3. どんなときが幸せ?

  4. 苦手な人や苦手なことは?

  5. どんなときに読みたい本がほしいですか?どんな本がいいですか?


招待状発送に合わせて、大急ぎでカード作って、大変だったけど、いい感じにできました♪

ドキドキしながら郵送。

回答が返ってくるだけでも嬉しいし、
「おもしろい企画をありがとう!」なんてコメントを添えてもらっていたら、心の中で小躍り(家じゃ少し踊ったかも笑)

そして、5つの問いの答えには、短くてもその人らしさがにじみ出てくるので、おもしろいです。

にまにましながら、みなさんの回答をながめています。


これから選書

選書、ですが、2月に参加したmina book festivalのときに、本屋さんのプロのお仕事の様子に感動しました。

イベントの趣旨に合わせた選書、お客さんとの会話を通じた本の提案の数々
本屋さんってすごい!

そこで、選書のいくつかは、広島県内のお世話なった・仲良くなった個人書店さん何店舗かにお願いできたらなと思っています。

私は本好きだけれど、たとえば、実用書(人文系)を読むことが多くて小説は詳しくない。
さらに小説といっても、歴史ものと柔らかいタッチの物語、日本が舞台のものもあれば海外が舞台のものもある。

それでもって、

披露宴参列者の人となりはさまざま。
本を読む頻度も好みもバラバラ。

到底私1人じゃ、カバーしきれません。

本の世界は広くて、
おもしろい本はたくさんある。

一方、個人書店さんの個性もさまざま。
みなさまのお力をお借りして、本の世界が広くて、おもしろい本が世の中にたくさんあることを伝えられたら!

50人それぞれに合わせた選書。

個性×個性だから実現できるのでは。
個性×個性で、おもしろくなりそう!

逆に、参列者のみなさんに、広島の小さな魅力的な本屋さんのことを知ってもらうきっかけにしたいです。
(贈る本には選んでもらった本屋さんのショップカードを挟む予定)

つながりのきっかけに。


花屋のようにラッピングを

選書の目途が経ったら、最後のステップが本のラッピング。
私のテンションが上がるピークは、ここかもしれない笑 今から楽しみです。

どんな紙にしようか、どんなリボンにしようか、考えるだけでもワクワク!

披露宴会場のテーブルに、
いろんなラッピングの本が、色とりどりに並んでいるのを
想像しては、やっぱりにまにまします。笑

いつか、自分の本のお店を持ったら、花屋のようにラッピングを充実させたいと夢見ていました。こうした形でプチ実現させちゃうの、アリですね。

お福分けプロジェクト

よし、Wedding Book Giftのあらましは、こんなところです。

「やりたい!」が先行している企画で、
かつ、手を抜きたくない頑固な私もいて、
結構な手間と労力がかかりそうで、
寒くなるにつれて時間に追われそうで、
大丈夫か!?と、ドキドキがすごいのが正直なところだけど笑、

本ギフトで、良い体験をお届けできますように!

昔は、結婚するとご近所さんに、
新郎新婦家から贈り物をしていたそうです。
結婚の幸せを分かち合う意味を込めて。

いまの風習と反対!

分かち合う、お福分けもいいですね。

50人規模のお福分け選書は、
私にとってなかなかの挑戦なのですが、
大切な人たちの喜んでくれる顔を想像しながら、楽しくがんばってみようと思います!!

では、また~


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