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第9編 「本と珈琲と帰路」 振り返り


第9編「本と珈琲と帰路(かえりみち)」
出店.
(本)カオル タケダ / まちなかぶんか小屋 (旭川市)
(珈琲)nido (旭川市)
(惣菜)ベイビースター (旭川市)
(花)Lettre d'amour(レトルダムール) 
場所.
まちなかぶんか小屋
〒070-0037 北海道旭川市7条通7丁目32

今回の主題は「帰路(かえりみち)」。
仕事終わり、友人と楽しいひと時を過ごした後、
ひとりで気ままに出かけた後、我が家に向かう帰路。
一日の余韻を携えながらも、自分の時間に戻っていくような感覚。
たまに急なお誘いが入り、誰かのもとに集うときもあったり。
ひとりひとりには違った帰路があります。

そんな帰路の途中で、コロッケなどのお惣菜や、
季節のお花が売られているのが
目に入ると、ついつい買ってしまう。
日常というほどでもなく、非日常というには大袈裟な、
ちょっぴり素敵な出来事。
そんな「帰路の風景」を演出できれば、と企画致しました。

企画の段階で頭の中で思い描いていた風景は、
あくまで想像の範囲であったこと、
今回の出店者の皆様も、
一緒に何かをするのが初めての機会だったこともあり、
個々の人々の個人像というものがない状態の、
下書き、ラフスケッチのようなものでした。

当日の風景は、その下書きの風景に、
出店者、お立ち寄りいただいたお客様の
思い、考え、関係性、表情などが混ざり合い、
水彩画のように浮き上がっていた印象です。

nido、ベイビースター、Lettre d'amourの皆さまに
出店をお願いできて本当に良かったと改めて思いました。
もとより友人が知り合いであったこともありますが、
当日もゆっくりお話をすることができて、
皆様の感性に触れることができたように思えます。
それぞれ、珈琲、食、花という形で、
想いを表現されている方々でありました。

写真 inakaworks

会場のまちなかぶんか小屋は、
単なるイベントスペースではありません。
長い時間をかけて成熟された、多様性のある、
その名の通り“文化”が根付いている所です。
そんな場所で今回開催できたこと、とても嬉しく思います。

単なるお買い物のような、消費だけの行為は
この場所には必要なくて、
思いや文化、ストーリーのあることが
必要だと思っています。

写真 inakaworks

とまちなかぶんか小屋の竹田さんがおっしゃっていたのが、
とても印象的でした。
私もお客様や出店者の皆さまに何か思いを持ち帰ってもらえるには、
どのようにしたら良いかと考えながら企画をしておりますが、
「もっと考えなければ!」と意気込みを改めることができました。

今回関わっていただいた方は皆さま旭川の方々でございます。
お近くにお住まいの方は是非、皆様のところへ
足を運んでいただけたら幸いでございます。

日常として何気なく過ぎていってしまうような時間も
かけがえのないひとときであり、素敵な時間であります。
思い出になるには印象の薄いものかもしれませんが、
日々の帰り道のような、普段の暮らしの中に、
そっと散らばっているのではないでしょうか。

今回来場していただいた皆さま、誠にありがとうございました。
次回以降も、本と珈琲と〇〇にお立ち寄りいただけると幸いです。

写真 inakaworks
写真 inakaworks

企画 タサキアツヤ
写真  inakaworks
   タサキアツヤ

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