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好きな本屋さんから考える

こんな本屋さんが好きだ

前回に引き続き、本屋さんについて書こうと思います。
じゃあ具体的に、どんな本屋さんが好きなのか。
そのポイントをあげていきます。

・立地が静かな所で、地域の人も入りやすい雰囲気。日の当たるあたたかな佇まい。
・店内の本が整えられていて、種類もバランスのよい印象。
・店主さんが話しやすい雰囲気。おすすめを聞けそうなら最高。

大きくはこの三つです。佇まい、印象、雰囲気と、ファジーではありますが、これらさえ整っていれば、他はいらないといえるほど自分の中では重要なポイントです。

最近行った本屋さんで、東京の武蔵境にあるおへそ書房さん(写真のお店)は、上の三つを満たしていたからいいなと思えたのだと思います。

余談ですが、僕がお店にいた時にさらっと入ってきた小学生は、自分の家のようにくつろいでいました。彼にとっては居場所の一つなのかもしれません。

翻って考えてみると、僕はどんな本が売っているか、や新刊古本にはそこまでこだわっていないように思います。それよりも、本屋さんの環境や、そこにいる人を重視している。
そこに気づくと、見えてくるものがあります。

本好きというより本屋好き

ツイッターをやっていると、みんなめちゃめちゃ本を読んでいるなあと感心します。こんな難しそうなの読めないなあとか、こんな分厚いの最後まで読む気力が続かない。。とか感じています。

でもきっとみなさんは好きだから読んでいる、もしくはそれぞれの理由があって読んでいるわけで。僕も読書は好きだけれど、差し当たって今は、興味の湧くものしか読まない、読めない。

だから、本屋さんに行っても、購入せずに出て行くことも最近は多くなってしまった(交流の生まれた本屋さんでは購入することが多い)。じゃあ本屋さんに何を求めて行っているのか。本ももちろんそうですが、それ以上に、癒しと交流なんだと思います。

場としての本屋

前回にも書きましたが、僕は本屋さんにほんとうに助けられてきました。家でも学校でもなんだか窮屈な思いをしていた自分にとって、本屋さんは心のオアシスだったのだと思います。

ただ、そこに足りなかったのは、人との交流です。自由に店内を回って、興味の赴くままに本に手を伸ばす時間は癒しでしたが、どこかにさみしい思いを抱えていたと思います。

それは今でもそうで、ほんとうはお店の人と本のお話しをしたいな、なんて思っている自分もいます。だから、個人でやられていて、お店の環境、雰囲気が好きで、話しやすそうだなと感じると話しかけさせてもらう。また、本屋さんでイベントなどがあると、張り切って申し込んだりしています。

つまりどういうことかと

少し長くなりました。前回と今回は長い前置きのようなもので、僕の心にあるのは、本を通した交流をしたいということです。

それは本屋さんや図書館、読書会などのイベントでもできますが、いかんせん僕の住んでいる愛知では、東京や大阪に比べると、開催数がどうしても少なくなってしまいます。

なので、将来的に自分で読書会のようなものをやりたいなと思っています。居場所がないなら自分でつくる。そしてそれって広義の本屋さんなのでは?

次回はそんな内容を書けたらと思います。
お読みいただきありがとうございました。

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