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デイケアの難しさ

新たな職場に転職して、早くも2ヶ月目に入った。

今の職場は、整形外科クリニックとデイケアを併設しているところで、業務としては、整形の患者さんも、デイケアの利用者さんも、両方診れなければならない。

それで、これまでのキャリアの中で考えて、デイケアの利用者さんの個別リハは、そんなに難しくないようなイメージがあり、むしろ整形外科の患者さんの方が、その場で結果を出さなければならないから難しいというイメージだった。

しかし、いざ入職してどちらもやってみると、デイケアの利用者さんへの個別リハビリの方が難しいと感じるようになってきた。

デイケアを利用しにくる方というのは、特に主訴がない人もいたり、身体機能維持を目的にいらしてる方も多い。

また、少しクセの強い方もいたりする。

整形外科の患者さんだと、ほぼ主訴があって来院してるので、難しいけど何とか対応できる。

しかし、デイケアの利用者さんのリハビリは、難しいなーと、あらためて実感している。

しかも、デイケアの方が、書類関係であったり、定期的なカンファレンスの開催だったりと、やるべき事がとにかく多い。

なので、ちょっと面食らってしまってるのが現状ではある。

とはいえ、利用者さんたちは、それぞれの事情を抱えていて、皆さん、人生の大先輩だ。

そう思うと、少しでも利用者さんのために、セラピストとして出来ることを提供していきたいと思う。

ここで苦手意識を持つか持たないかで、今後のPTとしての幅が、大きく変わってくるのでは?とも思っている。

で、デイケアって、在宅=訪問リハの考え方を応用していけば良いのでは?と、ふと思った。

ケアマネをはじめとして他職種が関わるし、身体機能維持目的というあたりも、訪問リハの利用者さんでも多くいらした。

整形外科の患者さんは、主訴に対してアプローチしていけば、何とかなることが多いから、自分の今あるスキルと知識で対応可能なことが多い。

もちろん、まだまだ分からないことや上手くいかないことも多いから、常に勉強はしている。

デイケアについては、「問診」の技術もかなり重要だなと思っている。

「この利用者さんの生活背景はどのようで、今、何に困っているのか?または、デイケアに来ることで、どのような事を望んでいるのか?」などなど。

そのあたりを上手く聞き出すスキルも必要だなと思った。

でも、デイケアも整形も、どちらも診れる環境というのは、セラピストとして面白いし、ある意味贅沢な環境なのではないかなと、ふと思った。

まだまだ覚えなければならない業務も多いけど、まだ2ヶ月目に入ったところだし、焦らずに覚えていきつつ、目の前の患者さんや利用者さんとは、常に真摯に向き合っていきたいと思っている。

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