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好きなことやって生きてきた男の残りの人生の生き方 〜今までやってきた好きな事〜 社会人編②

接客業は初めてだったが、比較的自分の好きな
家電コーナーや大好きな部類の映像音響機器の売り場に立てるのは楽しかった。


しばらくして、奈良の生駒店に転勤辞令が出て赴任した。
そこの家電売り場の担当者はすぐに偉くなって、フロアー長になったから、必然的に僕が電気売り場の責任者になった。


パートのおばさんやアルバイトの子とかとも
すぐに仲良くなって、家電売り場は活気があった。


そしてこの時期にスキーにハマり冬は結構スキーに一人でも信州に行っていた。
凝り出すとハマるのが僕のパターンだ。



生駒店は自宅から通えない距離ではなかったが、店のすぐ隣の安アパートを借りて住んだ。


風呂共同・トイレ共同の月2万5千円のワンルーム建物は古くてボロボロだったけど、初めての1人住まいはワクワクした。



この頃の思い出は今思うとヤバい!
万年床の布団の下にキノコが生えたり、流し台に置きっぱなしの玉ねぎから長いネギが生えたり
エアコンもない夏はたまらなく暑かったし、
ゴキちゃんのカゴの中と同じくらい飼ってた。
男の1人住まいとはエゲツなく汚いのである。😅


そのアパートも想像通りというか、お店の仲良しスタッフの秘密のたまり場になった。
昼休憩まで僕の4畳半一間の部屋にいつも5〜6人集まってた。


お陰で部屋は食べ物の残り物とかで余計に汚くなる。
でも、ワイワイやるのは苦ではなかった。


そんなこんなで、家電売り場はとても楽しかった。
特にオーディオ売り場の大型テレビや、ステレオやラジカセを売るのは、こういうハード系が好きなだけあって得意だった。

ある日パイオニアというオーディオメーカーの担当者が、ボディソニックという身体で感じれるオーディオチェアーなるものの展示品を持ってきた。

明らかに、今まで見てきたオーディオ機器とは異質な不思議なアイテムだった。

このボディソニックチェアに
さっそく座って肘掛けの下のカセットデッキに
売り場にあったカセットテープを入れてみた。

あ!何これ!!

この最初の衝撃的な体感は未だに忘れもしない。

音楽の重低音が身体に直接ドンドン伝わってきた!
生まれて初めての感覚…
身体で感じるとはこういう感覚なんだ!

この時の衝撃はかなり強かったし、お客さんの反応が見たくて、多くのお客さんをこのチェアーに座らせて、驚くところを見て喜んだ。

このボディソニックチェアーが僕の次の人生に関わる事になるとは…

人生は意外な物や人との接点で繋がってゆくんだ


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