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【レポート】 3月10日(木)~16日(水)《パナソニックの FUTURE LIFE FACTORYが、あなたと未来のくらしを問う7日間「 REMIXED REALITY EXHIBITION 」》
3月10日(木)~16日(水)ギャラリーにて開催された《パナソニックの FUTURE LIFE FACTORYが、あなたと未来のくらしを問う7日間「 REMIXED REALITY EXHIBITION 」》の様子をお届けします。
会場の様子
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AIの進化やメタバースビジネスの加速、パンデミックや環境問題の深刻化など、世界やテクノロジーは予想を遥かに超えるスピードで変化し続けています。あらゆる情報や体験がデジタルに置きかわり、リモートワークやオンライン授業が当たり前になるなど、合理化や効率化によって生活が激変する一方、私たちは未来に向けて変化できているのでしょうか?
未来の豊かさを問い、具現化する、先行開発に特化したデザインスタジオFUTURE LIFE FACTORYは、デジタルとリアル、全てがつながる未来において、これからの人間らしいくらしのアイデアをプロトタイピングし、リアルな体験としてパーソナル、ライフスタイル、コミュニティの切り口で3つのアイデア「ALTER EGO:自分の可能性をひろげるこれからの自己理解」「Carbon Pay:地球とつながる自分になるこれからの新習慣」「言山百景:見知らぬ景色に、言葉と関係性を生み落とす」を提示します.
期間中(3月10日~16日)を通してパナソニックのFUTURE LIFE FACTORYが提示するコンセプトの反映された空間がBONUSTRACKギャラリー空間を覆っているようなスケールを感じる展示会となりました。
「~あなたと未来のくらしを問う7日間~」というタイトル通り、3つのアイデア(ALTER EGO、Carbon Pay、言山百景)の展示やトークイベントなども開催されました。
(以下より、FUTURE LIFE FACTORYの下北沢 BONUS TRACKでの展示概要ページになります。各展示コンセプトの詳細やイベントアーカイブなども掲載されていますので、こちらもあわせてぜひご覧ください。)
REMIXED REALITY EXHIBITION
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展示会場ではまず入口の右側モニターから、3つのアイデア(ALTER EGO、Carbon Pay、言山百景)でそれぞれ提示されるコンセプトが映像表現のイラストによって語りかける内容で理解が深まります。
(以下より、動画の内容)
ALTER EGO:「~コミュニケーションを経て生まれる、他者の中の新たな自分に出会えたら。人と関わるごとに自分の可能性が広がる。これからの自己理解の在り方」
Carbon Pay:「~地球と繋がり続けるこれからのくらしとは?変化し続ける自分になるための、未来に向けたこれからの新習慣」
言山百景:「~未来において人と地域のあるべき関係性はどんな形だろうか?メッシュコミュニティによる未来に向けたコモンズ型まちづくり」
ALTER EGO
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ギャラリー内の展示空間へ入っていくとALTER EGOのエリアでは、白いキューブ状の立体が現れます。ドアを開けて入っていくと座席があり、この個室と同じ空間が反対側のブースにも設置されています。
2人同士で、モニターを通して相手とのコミュニケーションをはかる体験型のコンテンツとなっていました。
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個室のなかで上部のカメラからセンシングが行われており、来場者が没入して体験できる空間になっています。
(以下より、パナソニック_ソウゾウノートさんより引用①)
そこで、二人が考案したサービスが「ALTER EGO」です。
「ALTER EGO」は、対話の中で相手の心が動いたポイントを見つけ出し、相手の中にいる“もう一人のわたし”を疑似体験するもの。これを可能にしたのは、パナソニック プロダクト解析センターが開発した、人間の感情の動きを捉える「感情センシング技術」です。
展示では、カメラとモニターが設置されたブースを用意。まず、反対側のブースにいる相手の姿を見ながら、制限時間内にいくつかの質問について対話をしていきます。
ALTER EGOが提案している「自分の可能性をひろげるこれからの自己理解」の実現へ、相手から見た自分自身を振り返りフィードバックする機会を求めるための対話という着眼点。コミュニケーションをはかる際に個々人の意思決定や情動支援を促せる革新的な手法だと思いました。
(ミーティング、プレゼンテーションなど自分の主張を行うときや話し合いで個人的にぜひ活用してみたいサービスだと思いました。)
Carbon Pay
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ギャラリー内の奥へ進んでいくと、Carbon Payのブースでは、カーボンフットプリントを基準に商品を選び環境団体へ寄付を行うために制作されたプロダクトやスマートフォンの画面が表示されているデモンストレーションを体験できました。実際にタッチ決済を想定した”カーボンペイ”する様子も。
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エアコンのリモコンやコーヒーメーカーなどの身近な生活家電に、カーボンペイの仕組みが導入される未来。制作されたプロダクトのスピーカーも着られなくなった衣類を粉砕した素材や、たまごの殻を3Dプリンターによって造形外装を利用しているそうです。
(以下より、パナソニック_ソウゾウノートさんから引用②)
そこでふたりが考案したのが、環境問題と日常の行動を紐づけるサービス「Carbon Pay」。自分のカーボンフットプリント(※)に合わせ、その量に相当する金額を、CO2を吸収する取り組みを行う団体に寄付できる仕組みです。
支援したいと思う団体を自分自身で選択して、支援として”ペイ”(=お金を払う)することで、将来的に自分が排出した分のCO2による環境負荷とカーボンペイしたことによる貢献とのバランスをとるというもの。
※カーボンフットプリントとは?
商品・サービスのライフサイクルの各過程で排出された「温室効果ガスの量」を、CO2量に換算して表示することです
Carbon Payが提案している「地球とつながる自分になるこれからの新習慣」が普段使う家電のボタンなどから、目の前の現実として環境問題へコミットする選択が容易に想像できるような展示の内容となっていました。
言山百景
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入り口左側のモニターには「見知らぬ景色に、言葉と関係性を生み落とす」
言山百景(コトヤマヒャッケイ)は様々な土地の印象的な風景をみて参加者が自由に打ち込んだ言葉が3Dプリンターで形成され風景に積み重なっていくというプロジェクト。
(以下、パナソニック_ソウゾウノートさんから引用③)
「言山百景」は、地元でくらす人だけでなく、その土地に愛着を持つ人同士が協力し、それまでの伝統や文化を尊重しつつ、その土地の新しい魅力を引き出すまちづくりプロジェクトです。
具体的には、まず、風景が印象的な様々な土地に3Dプリンターを設置します。その風景を見て感じたことを公式のWebサイトから入力すると、3Dプリンターから質量を持った文字がオブジェとして出力され、言葉が山のように積もっていくというもの。
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展示では実際に出力された文字のサンプルがボーナストラックの建物や植栽を借景として溶け込んでいる様子が印象的でした。
3Dプリントされる文字自体にも環境に配慮した素材で再活用する想定で、生み出された言葉が土地へ帰っていくイメージが湧きます。
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入り口の階段前にはREMIXED REALITY EXHIBITIONのロゴタイプやグラフィック・エレメントが印字されたシートも展示の目を惹きつけていました。
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すでにある風景を借景する言山百景のようにボーナストラックの場所で関係性を生み落としたFUTURE LIFE FACTORYの展示が、また別の場所での当たり前の景色となって展開されていく未来が楽しみです。
そしてFUTURE LIFE FACTORYの展示は「環境の日(6月5日)」に合わせてCarbon Payの展示があります、こちらの機会もぜひお見逃しなく!
日時:6.04(土) 11:00〜18:00 / 2022.06.05(日) 11:00〜16:00
開催場所:恵比寿ガーデンプレイス センター広場 入場無料
展示:REMIXED REALITY EXHIBITION
日時:2022年3月10日 (木)〜16日(水)11時〜19時
場所:BONUS TRACK ギャラリー
世田谷区代田 2-36-15
下北沢駅南西口徒歩 5 分 / 世田谷代田駅徒歩 5 分
入場:無料
主催:パナソニック株式会社 デザイン本部 FUTURE LIFE FACTORY
お問い合わせ:futurelifefactory@gg.jp.panasonic.com
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