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乙女座と屋久島と高千穂峡に行って紅葉ながめてからのラーメン食す

行ってみたいところはどこ?…

あなたが一度は行ってみたいところ。
これをnoteに書けといわれた、会社から。
しかも2000文字以上。

文章力をつけなさい、伝えたいことを伝えられるようになりなさい、
そういう教育の一環らしい。

ドリアンを食べたことない人にいきなり食べろ!とか、
ダンスをしたことない人にいきなりヒップホップを踊れ!って言いま.…
小学校から長い文章を書いてない人に2000文字以上も書け!って.…

でも、考えて見たら、
本願寺派が.…大谷派が.…って、浄土真宗の宗派について書け!とか、
乙女座の星々について書け!とか言われるより1000倍マシだ!

人は好きなことならいくらでも書けるし、いくらでも話せる。

例えば、乙女座の話でも、乙女座のシャカが目を閉じている理由とか、目が開いたらどうなっちゃうのか.…
こういう話しなら永遠に書ける。

他のメンバーは、タスマニアとかチチカカ湖とか、どこにあるのか全く知らないオシャレな場所を口にしてる。
私とは感性がなにか違う!

今まで行った景勝地なんて、どこに行っても松尾芭蕉に先回りされてた。
行く場所 行く場所 どこに行っても松尾芭蕉。

マジメにどこかを考えよう。

頭に浮かんだ行ってみたい場所…


一番最初に思い浮かんだのが屋久島。

一度は行ってみたいと思っている数少ない場所だ。
原生林、巨木、森、苔、岩。
山好きな私にとって魅力的なのモノがぜんぶ詰まってる。
もののけ姫の舞台となった白谷雲水峡の苔むす森で”こだま”と戯れる。
”こだま” だよ ”こだま” 。
妄想するだけでテンションが上がる場所だ!

次に浮かんだのが高千穂峡。

天照大御神とか日本武尊って漢字が厨二っぽくてカッコいい。
高天原神話や日向神話の舞台である天岩戸、天安河原。
ダボダボパンツとクロックスにキャップ。
いい大人として微妙なファッションの私でも、ここに訪れるときはビシッとした正装で行きたいと思う。

見てみたい風景っていったらどこだろう?
思い浮かんできたのが東北地方の紅葉。

モミジなどの紅葉以上に、山の紅葉がダイナミックだ!
栗駒山、安達太良山、八幡平の紅葉はヨダレが出るほど魅力的だ。

山ではないけど青森県の蔦沼の紅葉も捨てがたい。
見たことのない人はググって画像を見てみて欲しい。
ドローンの映像なんて、トローリ脳汁が出る感覚を味わえる!

ここだ!って決めた場所…


で、結局ところ一番はどこなんだろう?
って頭を空っぽにして考えてみた結果.....


選んだところは.…


飯田商店


正しい名前は「らぁ麺 飯田商店」。
神奈川県湯河原町にあるラーメン屋だ。

ラーメンというのは罪深い。

庶民でも手が届く優しい値段。
うどんやそばと比べて抜群の腹持ち。
絶品スープを口にした時の何ともいえない幸せな瞬間。

でも間違いなく身体に悪い。
最強最悪、究極の背徳グルメだ。

昔は週に3回は食べていた。
朝、昼、晩とラーメン三昧だったこともある。
遠方に出かける時は、事前のラーメン屋チェックは欠かさないし、なんならラーメンを食べるのが最大の目的で遠出することもある。

さて、飯田商店さん。
2010年オープン、火曜水曜が定休日で11時から15時の昼営業のみ。
だいたい一日に100人程度が訪れる。

オープン当初はお客さんが一日に数人のときもあったと聞く。
でもクチコミで指数関数的に人気が爆発。
今では全国屈指のラーメン屋としてその名を轟かせている。

あのラーメン屋さん…ここがスゴイ!


そんな有名すぎる飯田商店さんのスゴイとこを六つ紹介したいと思う。
(知ってる人には申し訳ないです)


一つ目は、
食べログのラーメン部門で全国一位となってることだ!
(2023年8月23日現在)
評価点もうなぎのぼりで、ラーメン店では異例の4.10がついている。

また、日本最大のラーメン情報サイト、ラーメンデータベース。
こちらのランキングでも堂々の全国一位を長期間獲得している!

こういったクチコミサイトではまさに敵なし無双状態。
私みたいな一般人から圧倒的に崇められている存在だ。

二つ目は、
TRYラーメン大賞を受賞してることだ。(4年連続で大賞を受賞したので現在は殿堂入り)
TRYラーメン大賞とは、ラーメン業界の最高権威といわれている賞。
一都三県を対象にラーメン業界の有名人やエライ人が集まって、ランキング形式で発表している。
いままで殿堂入りした店は千葉県のとみ田と飯田商店の2店だけだ。

それだけラーメン業界のプロからも圧倒的に認められてる存在だ。

三つ目は、
『完全予約制』という、ラーメン屋では意味がわからないことをやってることだ。
人気店でよくみかける整理券方式を以前は採用していた。
でも人気が大の大の大爆発!
夜中からお店の周りに人が溢れ.……地域の人たちが「うざーい」って激おこ、朝7時には整理券はなくなる.……もうやってられない。
こうして『完全予約制』のラーメン店に変化してしまった。

四つ目は、
その『完全予約制』の予約がメチャクチャ争奪戦になってることだ。
10分っていう短時間で一週間分の予約が完全に埋まる。
大人気アーティストのチケットもビビるくらいのスピードだ。

だから.…土日に行きたい?ムリ無理!
とてもじゃないけどライバルに勝てない。
完全版 飯田商店 徹底攻略などのWeb記事も多数存在してるぐらいだ。

五つ目は、
これまたラーメン屋では異例!
席料の390円が存在することだ。
ラーメン屋で席料?さすがに聞くのは初めてだ。
そして予約をキャンセルした場合.…
きっちりキャンセル料が必要となる恐ろしいお店だ。

六つ目は、
ラーメンの価格設定だ。
極めてシンプルな醤油らーめんや塩らーめんが1600円!
繰り返す、至って普通の醤油らーめんや塩らーめんが1600円だ!
どノーマルのつけ麺は2000円!
チャーシュを加えれば +550円!
席料にこの価格、そして予約の争奪戦..…旨くないと困る!

えっ!?ウソでしょ…行けるじゃん!


私はラーメンが好きだ。
最後の晩餐もラーメンを選びたいと思ってる。

だからこそ飯田商店さんのラーメンは食べたくて仕方ない。
でも予約が.…土日の予約が取れ.…

そんな中、数年前に


えっ!? 嘘でしょ?

って思わず声に出してしまったウワサが舞い込んできた。
な、なっ、なんと、飯田商店がフードコートに出店するっていうのだ。


噂は..…本当だった。


ららぽーと沼津に飯田商店が出店したのだ。
予約方式でも整理券方式でもない。
完全な並び順だ。

これはチャンスだ!神様がくれたチャンスだ!
フードコートだけど、絶対にチャンスだ!
聞くところによると、一時間ぐらい並ぶらしいけど、たぶんチャンスだ!

だから、まず、ららぽーと沼津の飯田商店さんに行く。
そしてその後に最終目的地である湯河原本店の飯田商店さんに行く。

それが私のちょっとした夢だ。

ラーメンを食べる前の待っている時間。
ラーメンのスープを口に運んだ瞬間。
ラーメンを食べ終わった後に訪れるちょっと寂しさを感じる時間。

ハァッ ンッ エッ? ヤバイ! 旨い!
そんな言葉しか出てこない気がしてる!

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