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コントをやらない理由。

6月。そろそろキングオブコントの予選が始まる。コントを主にやる人にとっては勝負の時期、勝負の夏が始まる。
我々はキングオブコントにエントリーする予定は無い。コンビを組んでからコントをやったことも一度も無い。
コントをやらない理由としてまず1番大きいのは、2人とも演技力が無いということ。2人ともが何者かになり切る事が出来ないため、たぶん見てられない。2人のおじさんが照れながら喋っている変な時間が流れるだけになる。
それと2人ともがコントを基本的に今までやってこなかったので、やり方も作り方もわからない。特にネタを書く僕がコントをやって来なかったので見様見真似で作る事は出来るかもしれないけど、ある程度のクオリティにするにはあまりにも時間がかかりすぎ。
ではそもそも何故コントをやって来なかったのか?僕は明確に意識してきた。NSCに入る前から決めていた。元々大学生の時にM-1にもキングオブコントにも出場した事があって、どちらも1回戦を突破した事がある状態でNSCに入学した。でもその時に、NSCに入ったらコンビを組んで漫才をやると決めて入学した。理由としてはまず僕が1番強く憧れていたのが漫才だったこと。(フットボールアワーさん、ブラックマヨネーズさん、チュートリアルさん)その中でもしゃべくり漫才に特に憧れていた。
あとは素人ながら、コントより漫才をやっていたほうが営業などの仕事に繋がりやすいと思っていたから。(そんなに大きく間違ってはいない。)
そしてNSCに入ってコンビを組み、何回かコントもやった事があるが基本的には漫才ばかりやってきた。そして漫才ばかりやっていると、どんどん作るのも演じるのも漫才ばかりが上達していき、コントのやり方がわからなくなっていった。
さて、では今後コントをやる可能性は無いのか?これに関しては全くのゼロとは言い切れない。ただ色々な大会の中で僕はM-1が1番好きだし、売れる近道でもあると思う。その中で自分は器用でも無いし、才能もないから、手広くやるんじゃなく一点集中でやった方が良いと思っている。だからコントを作っている時間があれば漫才をもっと作りたい。漫才を極めたいと思っている。
例外としてショートネタをやらないといけない際にコントをやる可能性はある。身近なところで言うとオールザッツ漫才。憧れの番組だし出たい番組だけど、1分というネタ時間になると漫才はかなり難しい。特殊な漫才をやるか、コントをやるかどちらかになると思う。これはまだ検討中。コントでオーディションを受けるかもしれない。
さて、コントをやらない我々は6月といえどM-1を見ながら生活しています。スタートの2回戦まであと4ヶ月。油断せずに過ごしていきたいと思います。

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