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ある後輩に相談された事。

最近はM-1の2回戦と3回戦が立て続けにあり、それ関連のことを書いていれば週二回のnote更新を乗り切れていましたがそろそろM-1関連のことも書く事がなくなって来ました。余談ですが結構色んな人にnote読んでるよと言ってもらえる事が多くて有り難いです。完全にその声が無かったら続けれてないであろうnoteの週二回更新。今回も改行少なめで書いていきます。
今日、とある後輩から相談を受けました。かなり後輩の芸人からなんですがその受けた相談というか質問が、「盆と正月さんが、これを意識したらネタが良くなったとか、結果が出るようになったみたいなことはありますか?」というような内容だった。そもそも僕らはまだまだ売れてない何の結果も出していない立場で何も言えることなんてないけど、かなーりの後輩からの質問だったので畏れ多いながら答えさそてもらった。過去に書いたことのあるような内容にはなると思うが、今日はそれを改めてここに書いてみようと思う。
まず最初に答えたのは、ネタをする上でとにかく無理をしないこと。ハイテンションが苦手な奴がやっているハイテンションキャラは見ていられない。逆に暗いトーンで喋るのも、その才能が必要だ。ツッコミも大声でツッコむのが面白いのか、はたまた全然声を張らない方が面白いツッコミの人もいる。この時に、本当の自分はどうとかは考え過ぎなくていい。あくまで初対面の人が君を見てどう見えるかが重要。僕は真面目でしっかりした人に見られる。だから変な事をしたら全然ウケない。しっかりとしたツッコミをする宿命がある。でも家では無邪気な一面もあって可愛いところもある。(ホントにホントに)でもそんな事はみんな知らない。橋爪はしっかりツッコミをしていてほしい。ほしあられはどうしようもない事だけ言っていてほしい。本当は真面目なところもあるほしあられはここでは切り捨てていい。それがニンだ。
あとはある程度色んなネタの形を試して、やりやすい形を見つけたらそればっかりやってみてもいい。色んなネタをやって漫才もコントも多彩な人はかっこいいし、出来る人はやったらいい。強制はしないけど、僕みたいに不器用な人間は自分が出来ることだけを突き詰めていく事が懸命。コンビになって途中からはほぼ同じ形の漫才ばっかりやっている。たまに違う形もやってみようとしたこともあるけど、結局はやりにくくなって今の形に戻ってくる。不器用な人間は同じ方を突き詰めればいい。極論、めっちゃ面白い4分ネタが2本あればいいのだから、そんなになんでもできる必要はない。
あとはネタをやる速さについて。やっぱり1〜2年目の子とかは、テンポが早すぎる事が多い。ボケもツッコミもそれだとその場で喋ってる感がゼロになる。早いテンポでも面白い先輩たちがたくさんいるからだろけど、アレはとてつもない技。まずはある程度ゆっくり感情を込めて喋ってみる事がオススメ。ゆっくり目にしゃべる代わりに、無駄な言葉をめちゃくちゃ省く。そしてフリを出来るだけ短くする。説明とか無駄なセリフが多いネタは聞いてて心地良くない。
他にも色々と喋ったのですが主なことで言うとこんなところ。あとは相方に期待しない。自分が人の何倍も努力する。相方を大切に、仲良くする。というお坊さんの説法みたいな話をしました。全部今までのnoteにも書いてきたような話でしたが改めて。これからも説法noteをよろしくお願いします。

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