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盆と正月のネタの設定。

ネタ合わせをいつもしてる場所でよく会う後輩、ほたる火。会うとよく喋るのですが、おーにしゆーまという男が喋り出すと止まりません。普通の人なら15〜20分喋ったら程よいところで散り散りになってネタ合わせを始めるのですが、この男は2〜3時間平気で喋ります。
そして今日も会って喋っていたのですが、どうせ喋るならと思って丁度考えていたネタの設定を一緒に考えてもらいました。
そしたら結構考えが捗って有意義な時間を過ごせたのですが、その中で自分の中で改めて再確認した点がいくつかありました。
盆と正月のネタの設定。昨年のM-1でやったネタで言うと「後輩と回らないお寿司屋さんに行った」「マッチングアプリで女の子と会って来た」。単独ライブでやったネタで言うと「狙ってる子とご飯に行った」「女の子の家に行った」「合コンに行った」「お母さんの誕生日を高級レストランで祝った」など。
似たような設定が多いのですがこれも紆余曲折を経てこうなったもの。この紆余曲折の歴史を自分の中で今日改めて考えました。
盆と正月というコンビになってまずは色々なネタを試みました。まずやったのがほしあられが1人で喋りながら要所要所だけコントインする形。しゃべくりや2人でコント漫才も考えたのですが、2人の出来ること出来ないこと、得意不得意を考えた時にこうなりました。(2人とも演技力が無い、2人で喧嘩したり言い合ったりしないなど)
そこからどんどんほしあられのコントに入っていない時間が削られていって今の形になっていきました。簡単に言うとそんな感じ。
そこから初めの頃にやった設定で言うと「1人で動物園に行った」「友達と温泉旅館に行った」「1人で遊園地に行った」「1人でショッピングモールに行った」など。このころはチャレンジバトルで負けていた初期ですね。
この辺の設定は、ほしあられが「お!◯◯や!」とか「次は◯◯するぞー!」とかを1人で全部言わないといけない設定で、それがダメだとなってやらなくなっていきました。
ちなみにこのくらいの時期に「マッチングアプリ」のネタの原型は出来ていて組んで1年目のM-1でもやっていたのですが、「デートネタって、、」と自分で思ってあまりやらないようになりました。
その後が「1人でボーリングに行った」「1人で野球観戦に行った」など。この頃もチャレンジバトルでまだ負けていましたが、UPTOYOU!はかなり勝てるようになっていた時期。M-1の1回戦のTOP3に初めて入ったのは野球観戦のネタでした。
そのあと、ほしあられは誰かと喋っていた方がいいんじゃ無いか?誰かに良く思われようとして失敗してるとかの方がいいのではないか?となって「後輩と◯◯」というネタをいくつか作りました。「後輩と飲みに行った」「後輩と回らないお寿司屋さんに行った」「後輩と焼肉に行った」など。このへんがチャレンジバトルでも手応えがよく、しばらくして劇場メンバーになれました。そのままM-1もこれで準々決勝まで勝ち上がりました。
そのあと2023年の終わりくらいからは、デートネタって、、とか思う必要ないのではないか?とにかく面白いものを作った方がいいのではないか?という事で「女の子と◯◯」というネタを量産しました。ほしあられが女の子にモテようとして失敗しているのは説明不要にやっぱり面白いと思うので、これは間違っていないと思っています。デートネタっていうとベタに感じるし、お笑い玄人からするとつまらない設定かもしれませんが、そこは中身の大喜利で勝負。あとはやっぱり色んな人に笑ってもらいたいと思った時にこれくらいわかりやすい設定が僕は正義だと思っています。
と、ここまで書いて来ましたが今日色々話をして「女の子と◯◯」じゃない設定が出たので次はそれで作ります。とても裏の話で話すようなことではないですが、マニアな人に楽しんでもらえていたら幸いです。

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