見出し画像

安心は、正面より横並びの方がいいかも

訪問先エピソード vol.004

7歳のシュウくん(仮称)は、自力で立ち上がることができず、発語もほとんどありませんが、嬉しかったりしんどかったりすると、表情などで意思表示します。

大好きな絵本を読聞かせていました。

ヘルパー 「おむすび ころりん すっとんとん」
シュウくん 「・・・・」

絵本から目をそらしたり、体をくねらせてヘルパーから離れたりしていて、全く集中してない様子が伺えました。

こんな日が、何日か続き、、

ある日のこと
ヘルパー 「おむすび ころりん すっとんとん」
シュウくん 「ハハハハハ(笑)」

笑い声が出て、絵本に集中できるようになっていたんです!
集中しているだけではなく、リラックスしながら絵本を聞いていました!
これは大きな大きな変化です!

ーーーー

何が変わったのかを整理してみると、、

【集中していなかった時】
シュウくんは、絨毯が敷かれた床に、仰向け状態で寝転んでいます。
ヘルパーは、その隣にあぐらをかいて座り、絵本を読聞かせていました。

【集中するようになった時】
シュウくんは、いつもと同じ状態で聞いています。
ヘルパーは、シュウくんの横に、川の字のように寝転び、読聞かせていました。


絵本の読み方や、ヘルパーの表情が変わったわけではありません。

大きな違いは、
「シュウくんの正面に座り、向き合っている状態。」から
「シュウくんの横に寝そべり、同じ方向をみている状態。」に変えたコト

面と向かって接するより、横並びで同じ方向を向いていた方が、安心できたのかもしれません。これだけがリラックスした理由だとは思いませんが、一つの要因だと感じました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?