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訪問するときのテンション

「居宅介護のシゴト」と言っても、利用者さんは老若男女問わずいらっしゃいますし、ヘルパーが訪問する時間帯も曜日も違います。

そこで、ぼくが無意識に心がけていることを、メモしておこうとおもいます。それは、訪問するときのテンションです。

①ガイドヘルパーとして、利用者さんと一緒にお出かけするときのテンション

②夜に訪問して、利用者さんが床につく前のケアのときのテンション

①のときは、小学生が遠足にいくような気持ちで、「おはようございま~す♪ 今日はイイ天気になりましたね~♪ 今日は楽しみですね~♪」という挨拶から入ることが多いです。利用者さんが数カ月に1度のお出かけで、ずっと楽しみにしておられているケースもありますので、テンションが低い状態で訪問すると、それだけで利用者さんのテンションも下がってしまって、その日一日の外出が楽しくなくなってしまいます。

その日一日を無駄にさせてしまうだけじゃなく、その日まで心待ちにしていた数カ月も台無しにしてしまう可能性だってありえます。

かと言って、利用者さんよりヘルパーの方がテンションが高すぎると、これもまた利用者さんのテンションを下げてしまうかもしれないので、バランスをみながら、お互いが楽しい雰囲気づくりを心がけることが大切だと思っています。

②では、①とは対照的に、テンションを落として訪問します。玄関のノックも少し弱めにして「こんばんわ~。おじゃまします~。」と、リラックスできるようなお声がけを心がけています。利用者さんが就寝するタイミングで、ヘルパー(他人)がお邪魔するのですから、ゆったりとした雰囲気づくりにすることが大切だと思います。

その心構えは、帰り際のコトバにも出てくると思っています。「おやすみなさい。」という言葉がけが自然と出てくるんじゃないでしょうか。訪問している時間だけのことを考えているヘルパーの場合だと、ヘルパーが退室したあとの利用者さんの生活を考えていないことがあるので、「では、失礼します。」と自分のことしか言わない人がいてるんじゃないかと思います。

ヘルパーの仕事は、利用者さんの日常生活の中の一部を援助するわけですから、生活リズム全体を知って、そこを意識することがとても重要だとおもっています。

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