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所沢航空発祥記念館と飛行機のあれこれ

 お盆の期間でいろいろ混雑する猛暑の一日、親戚の新盆に出かけたついでに「所沢航空発祥記念館」に立ち寄った。
 所沢というのは埼玉県所沢市のことで、人気タレント所ジョージ氏の出身地でもある。

所沢航空発祥記念館のほぼ全景。私が撮影している手前部分は広大な緑地だ。




 「日本で初めて飛行場ができた場所」がうたい文句の「所沢航空発祥記念館」は、「所沢航空記念公園」という名の広大な県営公園のなかにある。
 この公園は、1911年に開かれた日本初の飛行場跡地に造られたもので、この地でわが国の航空の歴史が始まった。
 数多くのパイロットがここで養成され、国産の飛行機も開発された。

 下の写真はC-46A型輸送機「天馬」。航空自衛隊入間(いるま)基地で使用されていたものを、昭和55年3月に分解のうえ輸送してきたもの。

幅32.9m、全長23.3m、全高6.6m、自重13.6トン。




 公園内には、この記念館のほか、運動施設や自然環境を利用したエリアなど、いろいろなものがある。
 公園はさておき、記念館の内部について簡単に説明しよう。写真と文章の前後関係やつながり、順序などはあまり意味がないので気楽にどうぞ。

記念館エントランスの天井から吊り下げられた「会式一号機」(レプリカ)。


 

 館内には、実際に飛んでいた飛行機やヘリコプターがワイヤーで吊り下げられ、いかにも飛行しているような雰囲気で展示されている。なかには、貴重な歴史的価値を持つ機体も展示されている。

床に置かれているものとは違って現実味がある。

こんなふうに、すぐ近くにまで近づくことができる。
これは実際に乗り込むことができる。ただし、音がするわけでもなく、ただ座ってみるだけ。
近くに寄ってみると大きさがわかるし、やはり迫力がある。
操縦席は完全に実用一点張り。
ロールスロイスのブランドはこんなところにまで。わかりづらいがロゴが入っている。
エンジンの実物がいくつも展示されている。



 フライトシミュレーターで操縦体験をしたり、重力体験装置で宇宙飛行士の気分を味わったりできるのもおもしろい。子供に人気があるが、おとなも楽しんでいた。

旅客機を操縦している気分になれる。どうやら、まともに飛行できる人は皆無のようだ。
これは無重力の世界を体験できる。飛び跳ねたりして実感を得られる。


 下の写真は、会場に備え付けの塗り絵を自分で塗り、それをスキャナで読み込ませるとこのスクリーンで飛ばすことができるというもの。

自分の塗り絵が水平飛行したり宙返りをしたりする。絵は持ち帰れる。




 これは入ってみなかったが、「大型映像館」というのがあって、大きなスクリーンに迫力ある映像が映し出され、空を飛んでいるような感覚を味わえるそうだ。

 ほかにもたくさん、航空の歴史、技術、文化など、幅広いテーマの展示がある。パネルや模型など、さまざまな展示物を通じて、航空の世界を深く知ることができる。
 説明用のパネルには丁寧に説明されているので、しっかり読んでいくと大変な時間がかかる。その気で読めば一日では足りないと思う。
 文字が小さかったり照明が控えめだったりして読みづらいものもあった。

 子供向けの工作教室や大人向けの講演会など、いろいろなワークショップが開催されるそうだが、詳しく知りたい場合は直接電話するのが最善だ。






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