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高速道路渋滞中のトイレ事情

 もうすぐ大型連休に入る。車の渋滞が多くなるが、私は高速道路渋滞時の用足しのことが気になる。私は以前からトイレが近く、少しばかり悩みのたねになっているからだ。たとえ他人事であろうと気になってしまう。

 貸切バスでの旅行などでは、添乗員がトイレ休憩と称してサービスエリアに寄るよう配慮してくれる。そういうとき、私はまだだいじょうぶと思っても、念のため済ませておく。

 バスの車内で缶ビールなどが配られても飲まないことのほうが多い。ただでさえトイレが近いというのに、ビールなど気楽に飲めるはずがない。
 実際に、次のサービスエリアまでまだ時間がかかるというのに、尿意を催して焦ったことがある。

 自分の車で高速道路を利用する場合もやはり同じだ。たとえ車の流れがスムーズであっても、事故でもあれば渋滞や通行止めが発生することもあり得る。
 そんなわけで、私は高速道路の渋滞を目にしたり、報道番組で観たりしたときなどは他人事ながら心配になるし、トイレはどうするのか興味をもったりで、しばしばいらぬ心配をするのだ。
 数十キロの渋滞で何時間も車中の人となった場合、トイレはだいじょうぶなのか。一般道なら何とかなりそうだが、高速道路ではどうしてみようもないではないか。
 そこで、いざというときの対応をバスの場合で考えてみた。

 渋滞でバスが進まず止まったままであれば、(法的な問題は別として)かまわず降りて用を足す。ただし、これは男性の場合であり、女性なら絶対やらないだろう。男性だって恥ずかしくないわけではないが、女性は男性の比でない。
 では、女性はいったいどうすればいいのだ。いずれ我慢の限界は間違いなく訪れるのだ。

 そこで私の解決策。なんと、女性を救える究極の作戦を思いついた。
 それは、当該の女性以外が全員バスから降り、女性は自分以外誰もいなくなった車内で用を足すという方法だ。これなら誰にも見られず用を足せる(おみやげ用の袋などを利用して)。
 それでも恥ずかしいだろうけど、車内で着衣のまま膀胱を解放してしまったり、バスの外に出て周囲から見られてしまったりするよりは遥かにましではないか。

 というわけで、高速道路渋滞時のトイレ事情が心配な私は、先日アマゾンで携帯用トイレを買った。男女兼用で、4回使えるという優れものだ。
 さあ、これで安心。いつでも来い、とまではいかないけど、何もないよりは心強い。

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