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ネコヤナギの花咲いて春告げる

 庭先の一角でネコヤナギが花盛りになった。三月なかばになっても寒暖を繰り返す毎日だが、そろそろ本格の春を迎える。


 ネコヤナギはヤナギ科の樹木で、高さ3メートルくらいになる。

木が大きくなっては困るので、枝はかなり大胆に剪定している。



 ネコヤナギの名前は、花(花穂)が猫の尾に似ていることに由来する。
 雄しべと雌しべという意味ではなく、雄花と雌花というのがあるらしい。そしてそれぞれ木が異なるという。

拙宅のはどうやら雄花のようだ。雌花の花穂はこれよりも細くて長めだ。



 下の写真は数年前のもの。名前は知らないが、この茶色の殻のようなものが、脱皮するようにとれて花が現れる。

殻のようなものがすっぽりと抜ける。



 下の写真の左上部分に写っているのが、殻がとれるころのようす。
 写真中央では、殻がとれてなくなり、小さな花穂が姿を現した。花穂の上のほうが赤い。写真下部に生長しきった花穂が半分ほど写っているが、それに較べるとずいぶん小さい。

説明のため、別の目的で撮った写真を流用した。そんなわけで左上にはピントが合っていない。



 雄花だの雌花だの、花だの花穂だのと少々複雑だ。一応図書館で調べたのだが、赤い小さな粒が雄しべで、それがはじけて黄色い花粉が飛びだす。
 この写真に限らず、説明に間違いがあったら教えてくださいますよう。

赤い粒状のものが雄しべ。素人の私には、雌しべがどこにあるのかわからない。



 そしてついには花粉だらけになる。

まだ破裂しない雄しべが残っているが、最終的には花穂全体が淡い黄色になってしまう。



 花粉が飛散しはじめると、待ちかねたようにハチがやって来る。

ハチはほんとに働き者だ。
花に取りつく寸前。ホバリングのように見える。



 最後におまけ。トップの写真の木を別角度から撮ったもの。

逆光なので毛(正式名称はなんだろう)が輝いて見える。まるで小さな灯だ。


 花言葉は「自由」「思いのまま」「開放的」「すなお」「自由な心」「気まま」「親切」「努力が報われる」など、ずいぶん欲張った感じだ。
 花言葉については、いったい誰が、何を根拠に考えだしたのだろうと、飽きもせず不思議に思っている。





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