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医師のキャリア編

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医療系人材紹介エージェントとして、お目にかかった医師のキャリアを紹介しています。
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#クリニック

Dr.Hの場合ー雇われ院長職ー

医療系人材紹介エージェントですので、 医師を募集している医療機関から 医師求人情報を頂きます。 その中に、 「雇われ院長職」案件があります。 Dr.Hの事例をご紹介させて頂きます。 ■ 雇われ院長とはクリニックに常勤で 管理医師、院長という形で 勤務する医師のこと。 医療法人等が 分院展開する際に募集します。 求人主導型の紹介会社で働いていたとき、 クリニックの院長職案件に、Dr.Hから 問い合わせ頂きました。 Dr.H曰く、 「父が開業医で苦労しているのを

I先生の場合:クリニック開業

私どもDEPOCは 医師のキャリアの延長線上に クリニック開業があると考えています。 今回は、ご自身のキャリアの総仕上げとして クリニック開業を果たしたI先生のキャリアについて ご紹介いたします。 ■ I先生との出会い私どもDEPOCと繋がりのある医師から ご紹介頂いたのがS先生でした。 お目にかかってお話を伺うと、 “病院での乳腺外科の初診は 2か月~3か月待ちが普通。 自分が気になったときに、 地域でかかれる場所があってもよいのでは?と思い 専門的な患者さんにとっ

Dr.Nの場合―医院承継―

医師のキャリアは、 医師の数だけあります。 ご自身が描いた通りのキャリアを歩む方もいれば、 不可抗力により、ご自身の想い云々などはさておき、 まずそのポジションに就くことが最優先。 Dr.Nは、そんな経験を経て、 現在はクリニックの院長として 責務を全うされています。 ■ 専門科目を選んだ理由お父様が医師でもあったDr.N。 既にお父様が診療所を 経営されていたこともあり、 なんの迷いもなく、 同じ科目に進まれました。 大学の医局に所属し、 医局員として診療に

開業か転職か M先生

M先生とは DEPOCで既にご縁を頂いている Drからの紹介でお目にかかりました。 友人Drからのお話では、 ”開業するか、転職するか迷っているみたい。。。” とのこと。 では、御本人がどうお考えなのか? その辺りをお聞かせ頂きたく、 ZOOM面談を設定。 実際に、画面越しに お目にかかりました。 ■ 50代半ばM先生。 医師免許を取得されてから 30年以上臨床現場で働いてこられました。 ベテラン域に達している今も、 月の半分は当直・オンコールの対応

E先生の場合:男性医師

医師のキャリアは、 医師の数だけあります。 E先生とお目にかかったのは 業界仲間からの紹介でした。 現在の勤務先からの 転職をお考えだったE先生。 はじめてお話を伺ったときは 転職はすぐに決まるだろう と思っていましたが、 これがなかなか難航しました。 ■ E先生の経歴 地元ではない大学で 医師免許を取得されたE先生。 卒業と同時に地元に戻られ、 出身大学の医局員として 関連病院で働き始めました。 E先生の専門科目は 内科系。 御自身の科目の 専門

M先生の経歴と転職活動

M先生とのご縁は、 メールを頂いたのが きっかけです。 ■ M先生からのメールそのメールには、 1年半転職活動をしてきたが、 まだ転職先が見つからない というM先生の現状が 記載されていました。 M先生、男性です。 私どもにご連絡を頂いた時は、 50代後半となっておられました。 ずうっと働き続けてきた医師に 何があったのか? お目にかかって、 お話を伺うことにしました。 ■ 1年半の転職活動M先生の転職活動ですが、 医療系紹介会社経由で 活動をされてい

M医師(女性医師)の場合

放射線科DrのM医師。 東北の医学部を卒業され、 出身大学の医局に所属。 結婚を機に、 医局を退局。 と同時に、 関東にでて来られ、 2つの大学で 合計13年所属されました。 放射線の医師として まっすぐな道を歩まれていたM医師。 転職相談でお目にかかりました。 ■ 放射線科でやってきたけれど。お目にかかったのは、 50代半ばになられ、 お子様も医学部に入り、一安心(*^^)v。 さて、自分はこれから どういうキャリアを歩んでいこうか。 M医師としては、

Y先生の進まれた道

Y先生との出会いは、 求人主導型の医療系人材紹介会社で 私のあげた医師募集求人に対して お問い合わせを頂いたのがはじまりです。 ■ Y先生からのメッセージ“今すぐに転職とかは考えておりませんが 年齢も年齢なので、ゆくゆくは開業したい。 その前に雇われ院長として勤務して 診療以外のことを学びたいと思っており、 情報収集の為、問い合わせました。“ 正直ベースの見本みたいなメール。 医師でこんな正直な方がいるんだなと 思ったのを覚えています( *´艸`) お目にかかる前から

Y先生(女性医師)の場合

Y先生とは、 アルバイトを紹介する立場で お目にかかりました。 最初に会ってから、10年経過。 今はお酒で繋がっています( *´艸`) そんなY先生のキャリアを紹介します。 ■ 医師を目指したのは。Y先生のお父様は 内科医師で開業医。 お母様は看護師。 お子様はお兄様と Y先生(女性医師)。 お兄様は医学部がある 私立の中高一貫校に入学されており、 親御さんの意向とご本人の希望もあり、 医師になることを決めておられたそうです。 Y先生は、どうしようかな?と考えて

N医師のキャリア

医療系人材紹介エージェントなりたての頃から ご縁を頂いているN医師。 あの頃はN医師も私も若かった( 一一) 遠い目をしてしまいます(笑) N医師のキャリアを 振り返ってみます。 ■ 医局に所属こちらのN医師、 お父上も医師だったこともあり、 迷うことなく医師の道に進まれました。 N医師の時代(今から35年位前)は、 臨床研修医制度は創設されておりましたが、 努力規定であったのと、 (平成16年に施行された臨床研修医制度は、 医師免許取得後2年以上の臨床研修

女性医師の働き方

医師の転職相談や、 アルバイトの相談を受けていると、 女性医師が働く環境が整っていないと 思うことがあります。 でも、なかには、 御自身のペースを掴み、 自分の居場所を掴んでいった 女性医師もいらっしゃいます。 皮膚科を選んだ女性医師の事例を ご紹介させて頂きます。 ■ A医師 東海地方出身 地元大学出身で、そこの医局に所属し、専門医まで取得。 お子様の教育環境を考えて、数年前に御家族ともども関東に転居。 (医局は退局) <希望> ・子どもの受験が終了す

A医師のキャリア。

医療系人材紹介エージェントを 10年以上していると、 後期研修医時代からの お付き合いの医師もいます。 本当に有難いことです。 医師のキャリアは、 医師の数だけあります。 今回は、A先生のキャリアを ご紹介させて頂きます。 ■ 出会いは後期研修医時代。 A先生とは、後期研修医時代に 当直アルバイトをご紹介したのがご縁で 現在に至っています。 後期研修医ということもあり、 所属している大学ではない処で、 救急車の受け入れ等を経験したい! という非常に素敵なメー

続けることの大切さ。

この時期、 電車の中で新入生や 新入社員さんと思しき人を見かけます。 その初々しい姿をみて、 遥か昔の自分の姿や 自分の“今”を振り返る きっかけにしています。 ■  慣れてはいけない仕事。2008年の春から、 医療系人材紹介エージェントとして この業界にいます。 業界の在籍年数は増えました。 医師・看護師さんの転職サポート回数も増えています。 それなりの経験をしてきていますが、 正直、この仕事に、慣れることはありません。 慣れるつもりもありません。 ■  キャ