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医師のキャリア編

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医療系人材紹介エージェントとして、お目にかかった医師のキャリアを紹介しています。
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#仕事について話そう

Dr.Hの場合ー雇われ院長職ー

医療系人材紹介エージェントですので、 医師を募集している医療機関から 医師求人情報を頂きます。 その中に、 「雇われ院長職」案件があります。 Dr.Hの事例をご紹介させて頂きます。 ■ 雇われ院長とはクリニックに常勤で 管理医師、院長という形で 勤務する医師のこと。 医療法人等が 分院展開する際に募集します。 求人主導型の紹介会社で働いていたとき、 クリニックの院長職案件に、Dr.Hから 問い合わせ頂きました。 Dr.H曰く、 「父が開業医で苦労しているのを

キャリアの考え方 -Dr.T-

来週から4月🌸 この時期は 医療機関の医師体制が 整っている時期でもあります。 医療系人材紹介エージェントは、 仕事上、色々な医師の経歴を 見てきております。 そんな中、Dr.Tの経歴は とても珍しい部類に入ります(*^_^*) ご自身のキャリアに対して どんな考え方をしてきたのか? お聞かせ頂くことが出来たので、 此方で紹介させて頂きます。 ■ Dr.Tの経歴地方の医学部を卒業。 そのまま出身大学の 医局に所属。 外科系の科目を選択。 その科目を 選択

転職活動はいつしたらよいのか。

2024年はじまりました。 年明けから思いがけない出来事が 続いています。 だからこそ、今、 自分に出来ることを 丁寧にやっていこうと 思っています。 私が出来ること、 医療系人材紹介エージェントとして、 医療従事者のキャリアに携わること。 ■ 転職活動はいつしたらよいのか。結論から言いますと、 在職中に、次の職場を探された方が 賢明です。 <理由> ・希望に沿う転職先が見つからなかった場合、  路頭に迷うことなく生活を維持できる ・在職中に転職先を探すことに

ママさんDrの場合ーY先生

女性医師の場合、 結婚・出産・子育てという ライフイベントがあると、 今までの様に働くのが 難しくなる場合があります。 お子さんが二人いらっしゃる Y先生はそんな医師でした。 ■ Y先生の経歴医師免許を取得後、 医局に所属。 初期研修を終え、 専攻医に進んだ処で、 妊娠・出産を経験。 お子様が産まれてからは 仕事と子育ての両立を考え、 医局を退局。 その後、 子育てとの両立が 可能なクリニックで 非常勤医師として勤務。 慣れた頃に、 第二子の妊娠・出産を機に

女性医師の働き方

医師の転職相談や、 アルバイトの相談を受けていると、 女性医師が働く環境が整っていないと 思うことがあります。 でも、なかには、 御自身のペースを掴み、 自分の居場所を掴んでいった 女性医師もいらっしゃいます。 皮膚科を選んだ女性医師の事例を ご紹介させて頂きます。 ■ A医師 東海地方出身 地元大学出身で、そこの医局に所属し、専門医まで取得。 お子様の教育環境を考えて、数年前に御家族ともども関東に転居。 (医局は退局) <希望> ・子どもの受験が終了す

続けることの大切さ。

この時期、 電車の中で新入生や 新入社員さんと思しき人を見かけます。 その初々しい姿をみて、 遥か昔の自分の姿や 自分の“今”を振り返る きっかけにしています。 ■  慣れてはいけない仕事。2008年の春から、 医療系人材紹介エージェントとして この業界にいます。 業界の在籍年数は増えました。 医師・看護師さんの転職サポート回数も増えています。 それなりの経験をしてきていますが、 正直、この仕事に、慣れることはありません。 慣れるつもりもありません。 ■  キャ