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医師のキャリア編

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医療系人材紹介エージェントとして、お目にかかった医師のキャリアを紹介しています。
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2023年11月の記事一覧

残業・当直の多い3次救急を対応している医師が、仕事と家庭のバランスをとるため、理想の働き方を手に入れた話 

今回は、3次救急病院に勤務されていた30代の医師の話です。 その先生は、初期研修医で研修された病院で勤務を継続され、専門医をいくつか取得されていました。 ご結婚されお子様もいらっしゃり、とてもお人柄が良い方です。 先生のお悩みは、仕事の残業・当直が多く、ご家族との時間がとれないことでした。 ある時、 「現在の生活が続けば、いずれ自分が疲弊してしまうだろう」 と思われたそうです。 ゆくゆくはご開業するために、まずは雇われ院長として診療以外のことも学びたいと、情報収集を、

医局に所属せず、20年間自分の信念を貫いてきた救命救急医。周りにも認められるキャリアがあったからこそ、医局での学び直しを達成。

今回は、ある救命救急医のお話です。 その先生は、医師免許取得後、大学医局には所属せず、救急を断らない医療法人に就職されます。 その就職先では、外科を徹底的に学ばれた後、救命救急科に所属され、ER・集中治療室・ICUと一通り経験されました。 救急専門医取得後、高度救命救急センターがある病院に就職し、その後、知り合いの医師からのお誘いで、職場を移られています。 そんな、ご自身の信念を貫き、救命救急医として歩んでこられた先生から 「自分は、大学医局に所属したことがなく、自

J先生のキャリアー企業へ

J先生とお目にかかったのは、 まだ先生が医療現場に いらっしゃるときでした。 J先生との出会いで、 私の物事の捉え方や視点にも 変化がありました。 ■ J先生の経歴J先生は地元大学の 医学部に進まれました。 医師となり、 関東の大学の医局に 入局されました。 J先生の頃は、 臨床研修制度が 努力規定の時代でした。 入局後、8年間みっちり 大学病院で過ごされ、 その後医局派遣で 関連病院の外科で勤務。 入局して、 ちょうど10年後 医局を退局され、 大学院に進

医局に残るか、退局するかが一つのキャリアの分かれ道となります。医局に勤務継続した外科医師が考える医局の魅力とは。 

今回は、ある外科医師の話です。 その先生は、専門分野の補強のために、医局からの派遣で専門病院で勤務されることになりました。 専門病院で常勤として勤務する中、アルバイト先を探すのをきっかけに、先輩医師からのご紹介で、弊社とのご縁がありました。 常勤の勤務が平日お忙しいということで、弊社からは、週末の日当直アルバイトをご案内し、医局派遣の2年間、アルバイトやスポットのスケジュール管理をさせて頂きました。 先生はとてもまじめな方で、アルバイト先の患者さんにも丁寧に向き合われ