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医師のキャリア編

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医療系人材紹介エージェントとして、お目にかかった医師のキャリアを紹介しています。
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2023年10月の記事一覧

I先生の場合:クリニック開業

私どもDEPOCは 医師のキャリアの延長線上に クリニック開業があると考えています。 今回は、ご自身のキャリアの総仕上げとして クリニック開業を果たしたI先生のキャリアについて ご紹介いたします。 ■ I先生との出会い私どもDEPOCと繋がりのある医師から ご紹介頂いたのがS先生でした。 お目にかかってお話を伺うと、 “病院での乳腺外科の初診は 2か月~3か月待ちが普通。 自分が気になったときに、 地域でかかれる場所があってもよいのでは?と思い 専門的な患者さんにとっ

院長はどうしても孤独になります。いつでもご相談できる相手を作っておくことがとても重要です。

今回は、クリニックをご開業された、小児科医のお話です。 先生のお父様は開業医、お母さまは看護師、お兄様も医師の道を進まれていました。ご両親の喜ばれる顔を想像され、先生も医師を目指されたそうです。 専門科目については、ご自身で希望された小児科を選択されました。 大学に入局し、医局から派遣先の勤務をいくつか経験された後、市中の2つの病院の小児科で、常勤医としての勤務となります。 大学の医局ではかなりハードな勤務状況だったこともあり、市中病院では、少し時間に余裕を感じ、趣味

Dr.Nの場合―医院承継―

医師のキャリアは、 医師の数だけあります。 ご自身が描いた通りのキャリアを歩む方もいれば、 不可抗力により、ご自身の想い云々などはさておき、 まずそのポジションに就くことが最優先。 Dr.Nは、そんな経験を経て、 現在はクリニックの院長として 責務を全うされています。 ■ 専門科目を選んだ理由お父様が医師でもあったDr.N。 既にお父様が診療所を 経営されていたこともあり、 なんの迷いもなく、 同じ科目に進まれました。 大学の医局に所属し、 医局員として診療に

専門医なしでも、数回の転職に成功した珍しい内科医の話

今回は、内科医のお話です。 今回の先生は、お父様が医師だったこともあり、迷うことなく医師の道に進まれ、内科を専攻されました。 当初は、医局に所属されていましたが、途中からお父様のクリニックを引き継ぐことになります。 常に新しい環境に身を置いて、ご自身を試されたいというお考えをお持ちの先生は、クリニック引継ぎ後も、夜は2次救急指定病院で当直アルバイトをされます。 先生は、クリニック開業よりも病院勤務の方がご興味があり、早い段階で、他の先生にクリニックを引き継ぎされました