見出し画像

歯周病治療が嫌いだ

こんにちは。
不良歯科衛生士ぴのきです。

この3年ほど、歯科衛生士を辞めようと思いながら、なかなか辞められず方向性を模索しながら歯科衛生士という仕事を続けているので、自ら不良歯科衛生士と名乗ることにしました。

現在勤務中の職場は、1人目産後5ヶ月からフルタイム正社員として働き始め、時短社員、週4パート勤務と働き方を変えてきて、ただ今週2勤務へと移行中です。

私は歯科衛生士に向いてない、この仕事あんまり好きじゃない、と思っていることが歯科衛生士を辞めようと思っている一番の理由なのですが、有難いことに「細く長くでいいから辞めずに続けて欲しい」と言って頂いていることもあり仕事を続けております。

だ、もんだから、私としては、がっつり衛生士業務をやるつもりは毛頭ないのだけれども、流れで歯周病治療を担当することになってしまい、久しぶりに大量の歯石がついた患者さんを診させてもらいました。
トップ画像は、レントゲンを雑だけど複写したもの。

幸いなことに、患者さんのコンプライアンスもよく、モチベーションも高いのでセルフケアは早々に改善しました。

だがね、私の治療計画が甘く…
45分6回で取り切れるでしょう!と思っていたのに、全然時間が足りませんでした。。。
隅角とか、コル直下と呼ばれる取るのが難しい個所はほんま取れない(涙)

左利きの私は、専門学校時代は右手でSRP(歯石取り)を習ったので、スケーラー(歯石取りの道具)の持ち方、刃先の動かし方、固定指などなど「はてな」で終わった事もあり、卒後、十何万円するSRP技術習得講座を2つ受講して、やっとこさSRPが腹落ちしたのである。
一時は歯周病学会認定歯科衛生士を目指そうと思っていた事もあるので、それなりにSRPには力を注いできたけれど、6ミリのポケットをシャキッと治せる程の技術には到達していない。

だけどもうこれ以上頑張れない。
早起きして、自宅でマネキンセットしてSRPのトレーニングしてた時もあったけど、そこに情熱を注げなくなってしまった。

ここから先に行くために必要なことは、この仕事が「好き」という事だと思う。
私にはそれがない。
SRPをしていて、指先の、刃先の、細かぁ〜い感覚を感じながら、「あー、嫌だ。嫌いだぁ〜」という感覚が湧いてきてしまう。

スケーラーの刃先のは自分で研ぐのだけど、なかなか刃がつかないなぁ、と思って刃先を見てみると変な癖がついていた。

これを見た時の、うんざりする気持ちったらありゃしない。
この仕事は地道な技術の習得を、コツコツやり続ける事が得意な人の方が向いているんじゃないかなと思う。

何かを極めることって、「これ」と決めてしまえば出来ると思ってた。
ある程度、それなりに仕事が出来るようになるまでは、かけ算が出来るようになる様に、反復練習する事でなんとかやってこれた。それ以上極めるためには、私には「好き」という感情が重要だった。

「仕事だから」と言って、この道を進んでいける同僚もいるから、人それぞれなんだ。

じゃあ何が好き?と自問しても「コレ!」とはっきり言えるほどのものもないのだけれど。
ただ、歯科衛生士ではないということだけは分かったので、ライフシフト中。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?