なぜ三浦瑠麗さんは朝生にバッグを持ち込むのか?
何気なく数年前の「朝まで生テレビ」を見ていたら、パネリストの登場場面で「あれ?」と思う箇所があった。
国際政治学者の三浦瑠麗さんがバッグを持って登場してきたのだ。
なんだろう、この就活生の面接ファッションというのか、結婚式の2次会風というのか、とにかく討論番組にふさわしくない出で立ちは。
朝生におけるパネリスト入場シーンというのは結婚式における新郎新婦の入場、プロレスラーの花道登場に匹敵する見せ場である。もし結婚式で扉の向こうから新郎がセカンドバッグを小脇に抱えて入場してきたら不自然に感じるだろう。また、もし新日本プロレスの1.4東京ドーム大会でプロレスラーが重そうな紙袋を片手に花道に現れたら古本屋巡りの帰りなんだろうなと思うだろう。
三浦瑠麗さんのバッグを持っての登場はそれほどのインパクトだ。この違和感は手ぶらこそが最上級のオシャレ、手ぶらこそがダンディズムと信じる手ブラーマン※のぼくだからこそのものかと思ったが、ファッションデザイナーの友人に聞いてみたところ、ファッション的にもやはり「変」だという。なぜだ。朝生の楽屋には泥棒でも出るのだろうか。
ちなみにバッグはシャネルだという。
(※参考記事→「手ブラーマンの逆襲」)
もしやと思い、直近の2021年1月29日放送分から約4年間分の朝生を取り寄せ、三浦瑠麗さんの入場シーンを検証してみたところ、以下のような結果になった。
○シャネルの黒バッグ
(↑2019年2月22日放送分)
(↑2019年2月8日放送分)
(↑2018年11月9日放送分)
最も多かったのは、冒頭挙げたものと同じシャネルの黒バッグだった。
三浦瑠麗さんがバッグなしの時に例外なく持っているのはスマホである。ということはあのバッグの中には間違いなくスマホは入っているだろう。他にバッグの中に入ってそうなものは財布、家の鍵、マスク、ハンカチ、ファンデーションくらいだろうか。
今年1月29日分ではソーシャルディスタンスなのか入場シーンはなかったものの、足下の荷物入れにおそらく同じバッグを確認できる。
(↑2021年1月29日放送分)
○着物ver.
(↑2019年12月31日放送分)
(↑2018年12月31日放送分)
(↑2017年8月11日放送分)
(↑2016年12月31日放送分)
1月1日深夜に生放送される「元旦スペシャル」では、三浦瑠麗さんは2人の司会者同様、着物姿が恒例である。着物の柄、雰囲気に合わせて小物入れも変えている様子が窺える。
○その他
(↑2019年7月26日放送分)
(↑2017年5月26日放送分)
シャネルのショルダーバッグ以外にも、書類も入れられそうなクラッチバッグ(バレンシアガというブランドらしい)や一回り大きい手提げバッグも持っているようだ。
その後、色々調べてみると三浦瑠麗さんがバッグを現場に持ち込むのは朝生に限ったことではないようだ。
(2019年2月9日開催「G1サミット2019」より)
また、最も目にしたシャネルの黒バッグは三浦瑠麗さんのお気に入りのもののようで、普段の外出時にも携帯していることが分かる。
(↑2020年6月4日付けのインスタグラムより)
(↑2021年2月12日付けのインスタグラムより)
以上のことから、三浦瑠麗さんが朝生にバッグを持ち込むのは、自分のものは自分で管理したいという現れなのではないかと推測できる。また、現場から現場を渡り歩く忙しさの中では、収録や講演会終了後に楽屋に荷物を取りに戻る時間すらもったいないのかもしれない。とにかく、次回の朝生での三浦瑠璃さんの登場シーンに注目したい。
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