わごんあーーる

赤の他人が交わしてる会話っておもしろい。というより、僕が無意識に張ってる好奇心アンテナに引っかかった言葉だけが取り込まれるわけだからおもしろくないわけないんだけど。今日は電車待ちの列で前にいた女子大生2人の会話で「あたし勉強すると頭痛くなっちゃうから」って聞こえてきた。この屈託のなさよ。朝露に濡れた白い躑躅が咲き乱れるイメージが咄嗟に浮かんだ。
それからこれはだいぶ前だけど、西欧人と思しき二人組。男性の方から女性の方に向けての言葉。”we’ll get home when the sun sets.” 複数形一人称のweが共に一つのhomeに帰ると言う事実がごく自然に2人の関係性を物語っていて、更にsun setが柔らかなオレンジ色を注ぎ込む。俳句だろこんなの。それも何気なさそうに放たれた一言だったから余計に感動してしまった。ちょっと悔しい。
ところで今日は少し街に出掛けてみたら、そこかしこで浴衣を売ってた。それで思い出したけどそろそろお祭りが盛んになる季節なんだなって。先に言っておくと僕はもちろん浴衣が、もっと正確に言うと浴衣を纏ったあでやかな乙女達を見るのが好きだ。でも今日目にしたような光景、無数に吊るされた浴衣と、それを買い求める人の長蛇の列、はあまりにグロテスクに映った。なんか勝手に人生のアレゴリーかなとか思っちゃって、、や〜ね。病める心は何もかもが気に食わないのね。こんなにいつもご機嫌斜めでいるのも普通に疲れるから、浴衣でも買ってお祭りに繰り出しちゃお♪

そうやって誤魔化してこ、

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