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かま夜のロケ地にようやく行った話(番外編)

1)前回までのあらすじ

ゲーム『かまいたちの夜』が大好きな筆者は、フォロワーからの誘いによって念願のロケ地であるペンション「クヌルプ」に宿泊してさいこうの夜を過ごした!

前編はこちら、後編はこちらから読めます。クヌルプだけ見たい人は後編を読むと幸せになれます。
このブログはチェックアウト後の長野市内観光をさくっとまとめた記事になります。

2)長野市に来た!

名残惜しく思いつつもクヌルプをチェックアウトし、高速バスで長野駅まで向かう。
道中、昼時だったこともあって空腹をおぼえだした我々は「さすがに信州だしそば食いたいよね」となり、長野駅近辺にないかggることに。

あった。なんならバス乗り場のすぐ横にあった。

というわけで、バス降!!トイレ寄!!蕎麦屋入!!(空腹)

そばだ!

スタンダードなお蕎麦にするか悩んだが、食いしん坊魂が疼いてしまい、鹿肉きのこ蕎麦を注文した。
学生時代に、北欧に留学していた同級生がお土産にトナカイのジャーキーを持ってきたことがあり、それがだいぶワイルドな風味だったため、今回もワイルドさに口の中をどつき回されるかと身構えていたが、そこまででもない……どころか、臭みはまったくなかった。
イメージとしては鯨肉の大和煮に近いだろうか。あれによく似た味付けで煮込まれており、ジビエ肉初心者にもだいぶ食べやすく調理されていた。

腹ごしらえを済ませた我々は、完全にノリで善光寺へと向かうことにする。
長野駅前からバスで10分少々で善光寺の最寄りへと到着する。が……
途中で迂回する旨のアナウンスが流れる。おやおや? と思っていると……

山車屋台では?

なんかある。

焦った我々は咄嗟にggると、どうもながの祇園祭の真っ最中だったらしい。そんなことある????

3)表参道だ!

というわけで、お祭りの空気に少し浮き足立ちながら、表参道へ。

屋台の存在感がすごい。
長唄もあるんだ!?

たまたま通りがかった旅先でこの規模のお祭りに偶然遭遇したことがないので、終始動揺しまくる。
そしてなんか暑い。ちょっと冷たいものがほしい。

というわけで。

メロンのかき氷。上に乗っているのはおそらくブラウンシュガー系の何か。

視界にHEIGORO本店のかき氷が飛び込んできたため、即決で入店。
幼稚園から好きな食べ物はメロンと抜かしていた(ちなみにメロン味のものも好きである)私は迷うことなくメロンのかき氷を注文した。

さて、かねてからお腹が激弱である私はこのような「氷が盛り盛りの高級かき氷」を避けていたわけだが、これがまたとんでもなくおいしい。

メロンのかき氷といえば通常あのゴリゴリに緑色のメロンシロップがかかっているわけだが、このかき氷にはメロンのフレッシュジュースがシロップとしてかけられていた。贅沢すぎる。

ホイップクリームには細かく刻んだ(あるいはクラッシュしたか)ミントが混ぜこんであり、どことなく清涼感がある。またクリーム自体そこまで甘く味付けされていないため、生クリームの脂肪分のコクに対し全体的な仕上がりをさっぱりさせている。

そして食べ進めると中からフロマージュブランのジェラートが現れるわけだが、これがメロンと合う。そして、大体は溶けてきた氷で水っぽくなり風味を損なってくる中盤〜終盤にかけて、このジェラートが味変の役目を果たし、氷盛り盛りタイプのかき氷でも最後まで飽きずに食べることができる仕組みになっていた。すごい。

かき氷食ってるはずなのにケーキ食ってる時に活動する脳の部位が活発になっているな……と思う(※筆者は昔ケーキ屋で働いていたので、こんな感じで試食しながらセールストークを磨いていたぞ!)。

セットに温かい紅茶がついてくれていたため、口が痺れてきたり、胃に違和感を覚えたりするたびに紅茶をちびちびとすすり、腹弱族でも見事に完食することができた。

祇園祭期間中ということもあり店内は混雑していたため写真は残していないが、店内もどことなくフランスのちょっといいパティスリーを彷彿とさせる内装で、コンセプトにおける理想がはっきりと見える店舗だった。また来たい。

4)善光寺だ!

HEIGOROを出るころには、屋台の巡行が始まり、表参道の盛り上がりは最高潮に。
その隙を見て八幡屋礒五郎で率直に七味唐辛子と粉山椒を切らしていたため買い足すなどし、そのまま善光寺へ。

でかい。全てが。

お恥ずかしながら、実は修学旅行で京都に行かなかった方の人種であるため、規模がシンプルに大きい仏閣に参ったことがない。そのため、基本的な感想が「でかい」しかない。

本堂。ここに来るまでも敷地がでっかい。

でかい……。

このまま本堂まで進み、お参りをする。
一時期大変なことになっていたびんずる尊者の腰部を撫でつつ(みんな頭撫でてそんなに!?!??!と思うなどした。筆者は腰をやったので腰をなでなでした。)、御本尊に合掌し、お戒壇巡りへ。

このお戒壇巡りというのが、瑠璃壇の下、つまり御本尊の真下を通り抜けながら、手探りで極楽の錠前を触るというものなのだが、うっかり前情報なしで臨んでしまったため、真っ暗さに慌てて錠前を一切感知せず出てきてしまった。
が、なんとなく「この辺に手を当てて手探りで道を辿ってください」というような標示があったこともあり、途中で鎖のようなものに指先が当たったような感触があったため、それで良いことにしちゃった。わはは。

ところで私は暗所と閉所が大好きである(どのくらい好きかというと、完全な無を味わいたくてアイソレーションタンクで浮いてくるくらい好きである。というか、感覚過敏の傾向があるため、一旦リセットが必要な体質と言われればその通りである。)ため、お戒壇巡りの最中、だいぶチルアウト感があった。
今回はお祭りで大変混んでいたこともあり、ゆっくり巡ることができなかったため、次回はもっと空いているときにじっくり巡ってみようと思う。

ほか、おみくじをいただいたところ

Curseて。

運勢の順番が書いてあり助かったが、外国人観光客向けの対訳で「そんなに!?」と思ったり、

おやき村から来たおやき。季節限定のなす。

参道でようやくおやきを食すなどした。おいしかった。
おやきについて仔細に示そうとすると、「おやきファームで飼育されている、一級品のなすをたくさんたべたおやき」などという胡乱すぎるおやきのエピソードが飛び出してくるため、詳細は差し控える。一体何があったっていうんだよ。

5)長野駅へ。そして帰路に。

ひとしきり巡ったところで、いい時間になってきたこともあり、長野駅へと戻る。

旅のタイミングがよすぎる。

すると、先ほど巡行していた屋台が駅前で停まっており、そんなことあるんだ!?!??と思いながらせっかくだし、と最後まで見ていくことに。

その後、長野駅内でお土産を調達しつつ一服し、フォロワーと別れることとなる。

休憩所付近の売店で駅弁を選んでいると、何やら美味しそうなものが。
そういえばフォロワーから白馬の豚がおいしいよ、と聞いていたが今回はありつけなかったな……と思っていたため、迷うことなく購入。

あぶり豚のそば味噌弁当。蕎麦の実がクリスピーでおいしい。

帰りの新幹線でぱくつき、一息ついた。今回口に入れたもの全部おいしかったな……。
またリピートしたい旅行地が増えてしまった。このままだと気に入ったところをリピートしているうちに人生が終わりそうである。旅行、好きだ……。

また次回、今度は雪の季節か、星の綺麗な季節に。



ちなみに、この後乗り換えで下車した大宮駅が一番暑かったのは内緒だ。


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