【詩・ポエム】Vol.19

『いつか僕が死んだならば』

いつか僕が死んだならば
グッと指を立てればいい

It's catch ball, cool !
got see daddy now love us.
good talk you, me, all. 
time take to living.

「約束のキャッチボールだよ
　パパが愛してくれてるの知ってる
　またみんなで話そうよ
　もうちょっと待っててね」

いつか君に会えるならば
そっと君を抱きしめよう

I love you...
I love you...

§

『双子のベビー』

双子のベビーカーを押すパパ
横で並んで笑うママ

それを見ながら走る
オレの車のケツを
煽る１台の紺色の車
我慢しきれずに
追い越して行きやがった

赤信号で横並びになったので
オレはダッシュボードから
自慢の50口径を取り出して
ブッ放してやったぜ

信号が青に変わった
走り出す紺色

オレのこめかみからは
流れ出す赤色

§

『同じ宇宙を生きる』

飛べ　飛べ　飛ぶなら　飛べばいいじゃん
どうせ　オレ　ドブ色　好んでるじゃん

Oh,Yeah!　今日も昼上がり
飲んで　夢をみていたい

あぁ　退屈しのぎにもなりゃしねぇのさ
ヒビ割れた日々を今日も奏でてく

ゴメン　ゴメン　そんなつもりじゃないじゃん
どうせ　オレ　飛ぶ気　さらさらないじゃん

Oh,Yeah!　今日も日が暮れる
そんで　また朝がくる

あぁ　大抵の事は分かってるのさ
コマ切れた駒を今日も進めてく

夢にまで見た景色
たどり着いたその先
手にしたもの
あれ？なんだっけ？

分からなくなっても
探せなくなっても
それでも僕ら明日を生きる

夢にまで見た景色
たどり着いたその先
今　君は幸せですか？ねぇ？

聞こえなくなっても
届かなくなっても
それでも同じ宇宙（ソラ）を生きる

§

『微熱』

夢のような時間は流れて

気がつけばいつもの微熱だけ残す

少し疲れた彼を待っていたものは

昨日までと同じモノクロの現実

§

『恋をしなよ』

コオロギが急に動き出したので

オレは慌てて左足をよけた

Hey , boy　気をつけなよ

と思ってみたものの

よくよく見ると女の子だった

Hey , girl　素敵な恋をしなよ