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大人になって急に閉所恐怖症になる


大人になって突然、閉所恐怖症になった。
きっかけは、洗車機だ。

いつも何気なく使っているガソリンスタンドの洗車機。

エンジンをきって待ってれば数分で、車を洗い上げてくれる。便利この上ない。

そんな、洗車機がある日突然恐怖の対象となった。


閉所恐怖症とは

閉所恐怖症(へいしょきょうふしょう、英語: Claustrophobia)は、恐怖症の一種。閉ざされた狭い空間・場所にいることに極度の恐怖を感じる症状のことである。

Wikipedia


文字度通り、閉ざされた空間にいる事に、過度な恐怖感を持ってしまうことだ。
それは、子供の時から閉所恐怖症である人もいるだろうし、僕のように大人になってから急に発症する人もいるという。

症状

閉所恐怖症は不安症の一種で、その症状は狭くて閉鎖的な空間にいる時に不安になったり、パニック発作を起こしたりします。パニック障害の一種とも言われています。

HOSPITA.JP

原因

どうやら原因は、昔の嫌な記憶から呼び起こされる事が多いそうだ。
暗い押し入れに何時間も閉じ込められた等、過去の恐怖体験がストレスとなり、似た現象が起こると発症するとのことだ。

分かりやすく言えば、トラウマみたいなものだろうか。
人は多かれ少なかれ、トラウマを感じた事があるだろう。
閉所恐怖症はそれが、『閉所』によるトラウマだという事だ。



洗車機恐怖体験

その① 外には出れない
洗車機が動き始めて洗車が始まると、外に出ることはできない。
洗車途中で外に出ようとして、洗車機に挟まれ死亡した例もある。
だから、洗車中は絶対にドアを開けれないのだ。その、絶対に逃げられない状況に陥っていると深く思い込んでしまうと動悸が止まらなくなる。

その② 息ができない
泡が、窓ガラスに付着し酸素口ないように感じてしまう。暑い日は特に、エンジンをきっているので暑さで呼吸しづらくなり、酸素が無くなっているように感じてしまう。

洗車機で閉所恐怖症に陥ってしまう理由はこの2つだ。
特に、息ができているはずなのに、息ができないと誤認識してしまうとパニックになってしまう。

対策/分析

自分なりの対策

洗車機で洗車しなければいいと言われればそれまでだが、手洗いで洗車するのは億劫だ。
なので、必ず洗車機使用中は気分を紛らわす事に徹している。

①会話
友達や家族を同乗させる。また、一人の場合は、電話なとで人と会話することによって気分を紛らわらしている。

②動画
動画を爆音で流して、意識を動画に集中させる。

③いざとなったらエンジンをつける
ドアを開けて出ることは出来ないが、その気になればエンジンをかけて車ごと脱出できると思い込むようにしている。
また、エアコンをつけて暑さによって呼吸がしにくくなることを回避する。


『意識』をそむける事が重要だ。
特に、①会話をするは効果があると感じる。
③のように、最悪脱出は出来ると思い込む事で、平常心を保つ事ができる。

現象の分析


本当に、なぜ急に洗車機が怖くなったかは分からない。記憶にない記憶が蘇ったのかもしれない。

暗いところに閉じ込められた記憶はない。それに昔は押し入れや段ボールの中など、暗くて狭いところは好きだった。

もしかすると、閉所に恐怖を感じているのではなく『息ができない』『逃げ道がない』ことに恐怖を感じているのか。

今思えば、火災訓練の大掛かり版で屋内に無害の煙を焚いて脱出するという訓練をした事がある。その時も『息ができない』と『逃げ道がない』でパニックになった気がする。

その、避難訓練の記憶と洗車機の状況がマッチしたと考えられる。

閉所恐怖症や高所恐怖症など、様々なパニック症が存在するが、案外考えてみれば原因が分かるかもしれない。
わかったところでどうなるわけでもないが、漠然とした物に怯えるよりかはマシだろう。



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