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今シーズン注目選手は、鈴木優磨


今シーズン序盤、5連敗と調子を落としていた鹿島アントラーズですが、ここ4試合では4戦4勝と好調でリーグ順位も5位につけている。

そんな好調鹿島を牽引しているのが鈴木優磨だ。

鈴木優磨は、12節を終えたリーグ戦で、6ゴール、得点ランキング3位と波に乗っている。

鹿島の攻撃の要で、チームの精神的支柱だ。
リーグ全体を見ても注目されているプレイヤーの一人だろう。

そんな、鈴木優磨だが注目されているのはプレーだけではない。

1節の京都戦では、京都サポーターに向けて、不適な笑みを浮かべながら両手でスコアを意味する『2』と『0』のポーズを掲げた。

8節の神戸戦では、一人怒号溢れるゴール裏へ行き、拡声器をもってサポートの声に応えた。

プレー以外のところでも話題を生む男、それが鈴木優磨なのだ。

鈴木優磨というと、凄いサッカー選手ではあるが、相手チームやサポーターを異常に煽る行為がフォーカスされ、嫌なヤツ、性格が悪いといった印象が強い。鈴木優磨を嫌いなサッカーファンも多いはずだ。

しかし、先日YouTubeで公開された鈴木優磨と蝶野正洋の対談でヒール役への本音を吐露した。

対談では、ピッチ上見せる喜怒哀楽の激しさは、単なる感情の暴発ではなく、そうすることによってチームメートが勇気づいたり、フィールを取り巻く空気が変わったりするので、わざとしていると言う。つまり、ヒール役を演じているのだ。

しかし、アウェイで悪態をつくと相手サポーターだけでなく、さらに周りのサポーターも敵に回してしまう。仕方ないと思う反面、それはそれでしんどいと吐露した。

誰だって好きで、嫌われたくはない。しかし、ヒール役を演じて他チームのサポーターから嫌われようと、鹿島のヒーローになれればそれでいいのだ。鹿島サポーターからするとこれ程までに頼もしい男はいないはずだ。


そして、もう一つ話題を呼んだことがある。

西大伍のYouTubeチャンネルで11節の札幌戦のレビュー動画があがった。

その中で、札幌の小柏と鈴木優磨がピッチ内で言い合いになり、真面目な顔でふざけた様子もなく『カモンメーン!』と発言したという。

小柏は意味がわからず、その発言をスルーしたが『おいおい!』と鈴木優磨にもう一回呼ばれて再び『カモンメーン!!』と発言。

結局その場はそれで終わってしまったが、後日、小柏は西大伍に『あの場面でなんて返せばよかったですか?』と質問した。

鈴木優磨と交流のある西大伍はLINEで『あの時なんて返せばよかったの?』と聞くと、『カモンメーンにはカモンメーンでしょ!!』と返信されたという。

その場面を想像すると、かなりシュールだ。
急に『カモンメーン』と言われた時の正解が、『カモンメーン』とは誰も想像がつかない。

そんな、ヒール役から熱い男、シュールな笑いまで提供してくれる鈴木優磨に今シーズン注目したいと思う。

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