見出し画像

全国のおかあさんに捧ぐ。「いただきます」

「いただきます2」 を2回観ました

さて、昨日5/5はこどもの日に、オオタヴィン監督の「いただきます2」という映画のオンライン上映会に参加しました。

私自身は1度映画を地元の自主上映会で観ていたのですが、どうしても都合で一緒に行けなかったギガディランに見せたかったために2回目の鑑賞。

今回の観賞では、1回目はストーリーを追うこと&冒頭から胸いっぱいで涙が溢れるシーンが続出であまり気が付くことができなかった映像の美しさとその視点を追うことができた気がします。
『あ、こんなカット差し込まれていたんだ〜』という嬉しさ、自然への敬愛と私のツボに突き刺さる監督の感性やユーモアに共鳴しました。

宮沢賢治と「いただきます2」の深い関係

また、1回目はほとんど事前情報なしの初見での感動だったわけですが、今回は監督が主催する「まほろば放送局」の配信オリジナルVer.であったため、映画本編鑑賞に加えてzoomでの事前・事後トークがあったんですね。その前半トークの主題が今回は「宮沢賢治」。

個人的にはいくつか作品を読んだことがある、という程度の宮沢賢治に関するあれやこれやが監督によって色鮮やかに紹介され、映画の主題歌と宮沢賢治との深い関係や宮沢賢治その人の生涯や人柄に触れる様々な情報がシェアされ、私はこれが気になって2度目の鑑賞を申し込もうと思ったぐらいなので、想定以上の充実した内容に大満足でした。

映画ラストに関しては、1回目の鑑賞でも滂沱の涙ではありましたが、今回流れた涙はまた前半「宮沢賢治」トークの後では深みを増してひとしおで、監督も粋な計らいをされるなぁと敬服しました。また、エンドロールの最後の最後でさらにさらにの滂沱の涙。みなさんもご覧になる際は是非エンドロールの最後まで見て欲しいです。

ジブリと「いただきます2」

あとは個人的に人生のバイブルばりに読み込んでボロボロの『風の谷のナウシカ』全7巻(アニメージュコミックス ワイド判)の話を映画出演者の吉田俊道氏(以下、菌ちゃん先生)が口にされたり、同作者の宮崎駿氏の「となりのトトロ」と宮沢賢治の関係についての監督の考察など、もうワクワクが止まらない。

ちなみに2020年末の時点でナウシカ全集累計1700万部突破。

すごい、すごいよ、うん。

だけどいうて日本人の8人に1人よりちょっと多いぐらい。まだまだ。
2人に1人ぐらいまではいきましょう。

「和食」文化を本当に残したい?

映画終了後は、出演者を含む保育園の園長さんたちと監督や菌ちゃん先生とのトーク。子供達自身が育てた(もしくは厳選した市販の)有機野菜だったり、仕込んだ味噌だったりを使ったあったかい給食と自然との大切な触れ合いの場を提供している心ある園長さんが全国に何人もおられるなんてと嬉しいと共に、もっともっと広がってニュースタンダードになって欲しいという気持ちでいっぱいになりました。

日本の伝統として今もずっと引き継がれている米や数々の発酵食。古くて新しいこの文化は私の周囲ではとても愛されている気がしますが、今は食生活の多様化や和食離れもニュースなどで目にしますし、知人のママ友などはファストフードも頻繁に利用するということですし、ユネスコ無形文化遺産として登録されたということは海外から和食の価値を認められたと無邪気に喜ぶどころか「危機に瀕している文化」として保護される対象になっているということに他なりません。

「ユネスコ無形文化遺産に登録された本当の理由」
       静岡文化芸術大学学長 熊倉功夫氏
https://www.yakult.co.jp/healthist/226/img/pdf/p02_07.pdf

いろいろな国の料理が手軽に食べられるというのは、選択肢がたくさんあって、他の文化を尊ぶ気風にもつながり豊かなこととも言えるでしょう。私もスパイスカリーもバインミーもクスクスもキンパも青椒肉絲も大好き。でもそれは、自分たちの伝統的な食文化が核にあってそれを心から大切にしているからこそ楽しめるものだと個人的には思います。

別の言い方をすれば、多様性がある方が世界が断然面白い

伝統料理と呼べるものが一見ないように見える国家に関しては、他の文化を取り入れ(もしくは受け入れ)それを自分たちのものとしていくことで何かしらその国ならではの特徴が自然とうまれるものだと思うし、何を以って「伝統的な文化」というかについては今となっては客観的史実(文字に残らないことが多いと思われる)の確認が難しい部分もあるので前述の『自分たちの伝統的な食文化』という言葉の定義も難しいのは承知ですが、言いたいことが誤解なく伝わる保証は言葉にした途端霧散すると思うのでそれはそれで仕方ないですね。
ここでは、上記で引用した熊倉功夫氏の説明する和食のイメージが近いです。

心に突き刺さった言葉

最後に、土を耕すことを生業とされる出演者のみなさんの私の心に深く突き刺さった言葉(出演順)を共有して終わりにします。

記憶を頼りに書いているので一言一句あっているわけではないことと、趣旨を私なりにみなさんにまっすぐ伝えるためにほぼ私が解釈・編集した内容であるものを含むことをご承知ください。

菌ちゃん先生
「マスク着用で子供達のミラーニューロンの発育およびマスク着用時と非着用時の個体認識の大きな誤差に対してかつてない大きな懸念を感じている」

映画作中の言葉ではなく、上映後のzoomトーク内での言葉を思い出しつつ私の解釈で再構築したもの。

木村秋則さん
「絶対、自分を信じてください。必ず答えはあります」

「絶対不可能」と言われた完全無農薬無肥料のリンゴ栽培を可能にした農家さん。

菊池良一さん
「自分を否定して、生存なんかできるわけない」

人間と微生物の渾然一体の関係性と昨今の滅菌・殺菌風潮を憂慮しての言葉と私は捉えました。

映画情報

さて、ここまで紹介して「いただきます2」見てみたいな〜とご興味を持って頂いた方々、この映画はスポンサーがなく今回含む年3回だけの公式オンライン配信と自主上映会だけで観られる映画になってます。

なので、見る方法は3つ。

①近くで自主上映会が行われた際に観に行く
https://itadakimasu2.jp/voluntary/

②年3回の公式オンライン配信の情報を随時チェックして参加する
https://www.i-hatovo.com/

③自分で自主上映会を開催する
https://www.i-hatovo.com/supporters/

②について、次回の映画フルバージョン配信の予定は8月8日(日)です❗️今年最後の放映なのでお見逃しなく❗️お振込みお申し込みは8月5日までなのでご注意下さい。

近日予定として、8月29日に映画の一部抜粋映像と医学博士・渡邊昌先生の「米食とコロナの相関関係」を追加取材して再編集した「いただきます2withコロナ配信オリジナルVer」の放映が予定されています。

映画館でも自主上映でも見れない、まほろば放送局のオリジナル作品らしく、映画のあとの監督や菌ちゃん先生やゲストトーク(これが本当に面白いし勉強になりまくる)を含めて、一度映画をご覧になった方でも見応えのあるものになると予想されます。

また、まだ映画をご覧になっておられない方々でも、この配信に参加してみて、その上で映画全編をみたいなぁと思ったら上記①〜③の方法で、ある意味逆の順番で映画にたどり着いて味わうのもマジで一興だと思います。

映画全編を見てみたいというわけではなくとも、『COVID-19って本当なんなんだろうな〜』と日頃思われている方、#オーガニック #免疫力 #自然免疫 #抗ウイルス #微生物  あたりのキーワードが気になっている方にはすごく楽しんでもらえると予想されますのでよろしければ是非。

こうして書いてたら私もやっぱり8月29日のオンライン上映、観たくなってきちゃったな、、、、

TR


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?