粘膜

花粉を感じやすい心を持ってるのはマルコヴァルトさんだけど、金子由里奈もそう。あらゆる変化に繊細に反応するわたしの体は花粉の季節、植物たちの声を鼻で聞き、目で見て、終わる。この秋は寒暖差を感じる温度計となり、7度以上あるとすぐに鼻腔は閉口する。夜は眠れない。眠れたと思ったら鼻詰まりに起こされ、首を温め、ストレッチをして、寝る努力をする。しかし、寝れない。鼻詰まりで。
日中も終わっている。ホコリをかんじ、気温が下がったのを感じ、鼻詰まり、自律神経は働くことをやめる。パソコンに向かって仕事をやるぞと思っても、鼻詰まりで思考も詰まる。
くすり、漢方、鼻うがい、ツボ、手当たり次第ぜんぶやる。薬はすぐに効かなくなっていくので耳鼻科は行きつけのお店だ。
ほんとに!!!!!!!つらい!!!!
わたしが何をしたって言うの。産み落とされて生きてるだけじゃん。花も生きているだけだし、地球も息をしてるだけ。これからもこれは続いていく。耐えられない。鼻炎がひどくて寝れない、考えることができない、締め切り間に合わない、乗り換え間違える、お金がない、全てうまくいかない。ぜんぶ。鼻炎がいけない。
この状況に鼻粘膜レーザー治療が手を差し伸べてくれた。それに、やっと、手を伸ばす。
鼻腔のこの重すぎる扉を開ける時がついにやってきた。やってきたのだ。人生が変わる日。

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