舞台「千と千尋の神隠し」は、日本の宝

2022年4月23日(土)

先日、舞台「千と千尋の神隠し」を観劇してきました。

今までに観たどんな作品よりも心が、魂が震えた。
日本の宝のような舞台でした。

こんな素晴らしい時間を過ごさせていただけたことに感謝しかありません。

幼いころから大好きなジブリ。
その中でも一番好きな作品が「千と千尋の神隠し」です。

舞台化されると知ったときの衝撃と嬉しさといったらすごかった。
ジブリ、映画、舞台、豪華キャスト、ジョン・ケアード……驚くほど興味深いトピックの数々。
観たい、この目で観たい。絶対に観たい！と意気込んで、数多なるチケット争奪戦に参加しました。

やはり、さすがの倍率で即完売の連続。

毎回のごとく落選し、繋がらない、完売というパンチが続き、全くチケットが手に入らずわたわたとしている間に、千と千尋カンパニーは私の本命劇場の大阪へとやってきました。
すぐ近くで千と千尋の世界が繰り広げられているというのに、私はあそこへ行けないのかという悔しさに、もうどうにかなってしまいそうだった。。。笑

そんな私の最後の頼みの綱だった「当日券」。
大阪公演の当日券販売は、各公演前日の10:00に配布される「当日券整理券」というものを取得し、当日の開演1時間前に開示される当日券の枚数により、整理番号順にチケット購入を案内されるというもの。
あくまで整理券であるので、当日券整理券を取ることができても、当日の舞台観劇を確約されたものではないというのが非常に感情の行き場に困るものでした。が、これがラストチャンス。

これもまた大戦争でした。。
行ける日は毎日チャレンジしました。でも秒速で売り切れ。
整理券ですら手にすることができないことに、この舞台がいか人気で注目を浴びているものかということをより思い知らされた（既に思い知っていたのに）。

22日(金)。
残すところあと2日。
どんなに小さい可能性であるかはもう十分に分かっていたけど、どうしてもどうしても諦めきれなかった。
諦めるのは負けてから！
そう思って気合いを入れに入れまくった最後のチャンス。

奇跡的に整理券を取ることができたんです。泣
そして、運命の当日。

無事に当日券チケットも購入することができました………！

この日のキャンセル枚数は7枚。
私の整理番号は6番。本当にギリギリでした。
こんな奇跡あっていいのか、、しばらく呆然としてました。

ここまで長々とすみませんでした。
観劇に関してはもちろんのことなのですが、私にとってこの舞台を観劇できるという機会を与えていただけたことが何よりも嬉しかったんです。

そして座席も10列目真ん中という
ありえないくらいの神席。
どうしよう本当に私がここで観て良いのかな…という不安に駆られました。笑

頑張って生きてきてよかった。
神様、ありがとう。

千尋が舞台に現れた瞬間、魂が震えました。
映画で観たあの千尋が、間違いなくそこに立っていました。

千尋役は橋本環奈ちゃん。
世界『初』演の舞台作品が『初』舞台。
環奈ちゃんはきっと、計り知れないほどのプレッシャーを抱えていたと思いますが、仕草、表情、感情全てが素晴らしく、初舞台であることを忘れてしまうほど堂々とした演技に涙が溢れ出ました。
素朴で勇敢な少女、命ある千尋が舞台の中で生きていた。
本当に言葉にならなかった。

再現度の素晴らしさ、そして主演の橋本環奈ちゃんを始めとしたキャスト一同の熱量や気迫が、客席までありありと伝わってきました。

あっという間の3時間でしたが、公演の余韻は未だ心を満たしてくれてます。

間違いなく、世界最高峰の演劇でした。
人生史上、大切に大切にしまっておきたい素晴らしく素敵な思い出になりました。

帝劇、梅芸の千秋楽公演まで終わりました。
このご時世、千秋楽を迎えられない公演も本当に多くある中で、誰1人欠けることなく、しかも全公演全完売で走り切るななて、本当に奇跡中の奇跡だと思うんです。

博多店、名古屋店と湯屋の営業は続き長丁場となりますが、皆さん最後まで完走できますよう、お祈りしています。
キャスト、スタッフの皆様どうかお体を崩されぬよう頑張ってください。

5/5(木)夜10:00~
「ふたりのディスタンス」にて、萌音ちゃん、環奈ちゃんの舞台裏密着のドキュメンタリーがあるそうです。
ナレーションは新垣結衣ちゃん。
主題歌は米津玄師さんです。
楽しみだ～～～～。

「千と千尋の神隠しスペシャル 橋本環奈・上白石萌音」 - ふたりのディスタンス