生かされたボナちゃん
画像はイングリッシュセターのボナちゃん。推定生後4か月。
殺処分ゼロのために活動し、保護犬たちと暮らしているファミリーに引き取られたときの写真です。
ボナちゃんは発見されたとき3姉妹一緒でした。
保護されてすぐに1頭が亡くなってしまいます。
残された2姉妹は、保護団体の人にそれぞれボナちゃん、ペティちゃんと名づけられました。
やせ細っていたのでたくさん食べられるようにとフランス語の「Bon appétit ボナペティ」から。
ボナちゃんもペティちゃんも病気に罹っていてとても弱弱しく、動けないくらい元気がありませんでした。
やがてペティちゃんが天国に。
神さま、どういう計らいなのでしょう。
みんなは、あまりにも弱っていたボナちゃんの方が生き延びられないのではないか・・・と思っていたそうです。
でも、ボナちゃんは生きました。
そして、パパさん、ママさんの家にやってきます。
パパさん、ママさんは、保護犬3頭と預かり犬1頭と暮らす素敵なファミリー。殺処分ゼロのための活動をしています。
ママさんは、おしゃれでエルメス好き、雰囲気はユーミン、愛称は女王様。
パパさんは優しくてとっても活動的。錦戸亮みたい。
ご夫婦とも働いているのに4頭もの犬のお世話をしています。
パパさんは朝5時には起きてお散歩。帰宅後もお散歩。たっぷり1時間はかけるそうです。
ママさんだって、お部屋いっぱいに積まれたオレンジの箱のブランドにかけるお金と同じくらいワンコに注いでいる。あっ、もちろん愛情もね。
2人とも愛が半端無い。
でも、結局、ワンコたちからもらう愛にパパさんもママさんも癒されてる気もするなぁ……
とにかくボナちゃんは生かされて、生きました。
素敵なファミリーの家族になって、今、元気に走り回ってます。
本当に文字通り、やんちゃに飛び回り楽しく生きています。
涙も笑いもある、長年お付き合いしている素敵なご夫婦とワンコたちのエピソードをときどき綴ろうと思います。
自分でいきものを飼うことはできないけれど、
「生かせいのち」という弘法大師の教えの核心のように、
人間だけでなく、この世の中のものすべてに命がある。自分以外の他の人々も、国も宗教も思想も違っても、同じ命をもって生きている。自分の命も大切、他人の命も大切。そしてそれはすべてのいきものも同じ。
そんな気持ちが広まっていくことを願って。
素晴らしい世界をたくさん見たい。たくさん感動したい。知らない世界を知りたい。幸せは循環させたい。ありがとうございます。